1話
「ストライク!!!" 三振アウトです!!」
全国高校野球大会の決勝戦で無失点で試合を終える快挙を成し遂げます!!!
「勇気選手全国高校野球大会の決勝戦で無失点で試合を終わらせます!!」
テレビのニュースでは1週間前に行われた全国考古野球大会で私が活躍した内容を知らせていた。
「母さん、そのニュース飽きないの?」
「....」
「とにかく学校に行ってきます~」
私はニュースに集中していて返事もしない母さんを後にして玄関のドアを開けて学校に向かった。
ピーーピーーピー
これが私の覚えている全てだ。
'何度見てもわからない天井だ..'
私はなぜだか全く知らない所に横たわっていて、さっきから体を動かそうとしたが、体は動こうとしなかった。
私が体が動かないことに気づいたとき、 周囲から声が聞こえてきた。
「~~...~~~~...~~~」
「方法...ません...可能性..大丈....」
「大丈...助け...します...」
会話の雰囲気はひどく、私はもっと聞くつもりだったが、ひどい頭痛が私を邪魔した。
「う...」
最後まで何の話をしているのか分からなかったけど、話をしている人の中の一人は誰なのかすぐ分かった。
「母さん....」
この言葉を最後に私は意識を失い、また目を覚ました時には何もなくて、ただ明るい場所に立っていた。
SYSTEM CHECK...OK...SYSTEM ALL GREEN NEXT PAGE...CHARACTER PROGRAM CHECK..
グオン!!
「うわっ!!」
おかしな機械音が聞こえた後、いきなり目の前にゲームでしか見られないステータスメニューが現れ、ここには自分の名前とか色々書かれていた。
「これは私の名前..なんだろう...何か変だな~」
目の前にあるステータスメニューには分からない空白の部分があり、能力値は全て???と表示されていた。
「ふむ...まあ..いいか!」
私がゆっくりステータスメニューを注意深く見ていたら、ステータス窓がぶるぶる震えて、下に"OK"と書かれたボタンが光り始めた。
「..OK...?」
突然ステータスメニューが消え、再び音が聞こえ始めた。
CHARACTER PROGRAM CHECK OK...LAST ALL SYSTEM CHECK...GREEN
システム音声の言葉を最後に、明るいばかりだったこの場所が、いつの間にか何も見えず、暗いだけの場所に変わっていた。
「目を閉じてください
世界を脅かす悪が大きくなろうとしています
どうか悪を倒して世界を救ってください」
誰かの言葉が頭の中に直接入ってきた そして私は少し前からうっすらと気づいていたことに確信を持ち始めた。
「チュートリアル...」
「じゃあ...%$&%$#@%$」
私が呆れている時、疑問の声が私に最後の言葉を伝えた。そして突然、ものすごい光が発せられたので、私はしかたなく目を閉じるしかなかった。
ある程度時間が過ぎた後、私がいつ終わるんだと思ってずっと目を閉じてた時、新鮮な空気のにおいとそよぐ風が私を刺激して私が徐々に目を開けると見えるのは...
「う----ん!青空!!緑色の雑草!!...」
「ここはどこだ!!!」