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僕がオタクを始めたら  作者: 登々野つまり
女子会&ゲーム大会編
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23/52

第二十三歩目「恋愛レボリューション!?」

所は花山 康弘宅。この日はオタク同好会、男子チームでゲーム大会が行われていた。

この物語の主人公、拓海は全くもって上回生の光国、康弘のコンビに歯が立たない。

見兼ねた、光国の提案で息抜きにとあるゲームをプレイする事になった。

光国に手渡されると、拓海はソフトパッケージを読み上げる。

「恋愛レボリューション!?」

「そうだネ☆恋をしてぇっ♪」

「やめておけ、光国。それから古い。」

「やっさん先輩もdis(でぃす)ってますよね...」

光国が持ち出したゲームは恋愛シュミレーションゲームだった。

ー

「改めて説明するネ☆このゲームは個人的に想像した人の性格、顔の特徴を入力する事で、超リアルな恋愛体験が出来るスグレモノなんだよ!それから今流行りのバーチャルリアリティ対応☆」

「よく出来た後輩よ、今のお前にぴったりじゃないか。ルート分岐は既に起こっている!最初はこないだのエセ貴族にしよう。お前の幼馴染みだ。」

「ちょっ、待ってくださいよ、千秋ルートなんてないですよ!」

何かに取り憑かれたように項目を入力していく康弘。彼はこう見えて、恋愛ガヤが好きなようだ。肌、胸のサイズ、髪型。服のタイプ、語り口調。どうしてこんなに人の特徴を覚えるのが上手いのだろうか、まともだと思っていたけれど、実は一番康弘がやばいんじゃないかと拓海は仰け反った。

「それじゃぁ1人目の千秋ちゃん!行ってみよう☆」

ー

無理やりVRを着けられた拓海の前に広がった景色は自宅近くの公園。

「あーら!拓海!なーにしてなさって?」

・うるさい!お前には関係ないだろう!

・お前の事、考えてたんだ。

・そんな事より、遊びに行こう。

選択肢が出現、拓海はカーソルを一番上に合わせて丸ボタンを押す。

「あら、あんまりですわッ!けど今日は私に付き合ってもらいますわ!おいでなすって!!」

場面が転換、今度は観覧車の中から情景が広がる。

割とリアルで高所感覚まであり、高所恐怖症の拓海は情けない声を上げた。

「さぁ拓海!私に告白しなさって!告白するのは観覧車に乗った直後?それとも王道の頂点かしら?もしかして降り際にさりげなくなのですか?」

・乗った直後

・頂点

・降り間際

・そんな事よりさ...

今度はカーソルを一番下に。

「あら!嫌ですわ!それでは、私から拓海の唇を頂きますわッ!チュー♡」

「わっ!やめろぉぉぉぉぉ!」

拓海はVRを外し、叫んだ。光国と康弘は抱腹絶倒している。

「ぶはははは!よく出来た後輩よ、幼なじみルートはどうだ、」

「拓海っちのリアクションほんと見てて飽きないよネ☆じゃあ次は百合ちん!」

「もう!やめてくださいよぉ〜」

再び項目を入力し、拓海の視界を無理やり塞ぐ。

ー

「もう!拓海。遅刻よ!」

今度は一ノ瀬大学噴水前、大きなリボンをつけた百合は少しむくれている。

「さ、それよりどこ行くの?」

・百合の行きたい所でいいよ

・任せて、プランは完璧さ

前者を選択した拓海に百合(バーチャル上の)は頭を叩く素振りをする、ゲーム上なのだが、拓海はなんだか少しだけ罪悪感を感じる。

「もう...仕方ないわね!そう言うと思ってプランは考えてきてるわよ!」

視界が暗転し、BLショップに。

「拓海は受け?押し?どっちの拓海でもいいけど、相手は誰にしようかしら!ね!どうする!?」

勢いよくBLポスターを押し付けてくる百合に驚く拓海。

「ゆ、百合!ちょっと、わぁぁぁぁ!」

画面上にGAME OVERが浮かび上がった。

「よく出来た後輩よ、これは所謂、BAD ENDだ。」

「ちょっと、百合こんなキャラじゃないでしょ。」

拓海は不服そうに首を傾げる。

「BL好きの項目を入力したらそこが暴走しちゃったみたいだネ☆」

ここまで来ると、もう一人が誰かが拓海も察しがつく、というよりむしろ楽しみで仕方ない。

「よしっ!じゃあ最後は遥っちだね!!」

「ん?光国、なんかこのゲーム変な光出てないか?」

「うわあああああ!」

ゲーム機はおかしな発光を放ち、拓海と共に消え去ってしまった。

突然の非科学的要素!?笑

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