バカ参上!!-2
フフフようやくオレの視点に切り替えたようだな!まぁそんなことは置いといだな、この状況はいったい何なのだろうか?目の前にはコスプレスタッフの大群とそのスタッフのリーダー、いやバイトリーダーだな!
そしてどこからやって来たのか謎の美女だ。なんか姫とか呼んでいたような・・・・
そこで謎の美女が話しかけてきた
「すいません。私の家臣が無礼なことを言ったようで、私からも謝罪しますので許していただけませんか?」
「ひっ姫様!このような得体のしれない男に一国の姫である貴女が謝罪などしてはいけません!!」
何だとコノヤロー!バイトリーダーの分際で生意気な!顔面にドロップキックをブチかましてやろうか!
「お黙りなさい。どうせ貴方が一方的につっかかったのでしょう?それでは冷静な会話など出来ません。ここは私に任せてなさい。」
「しっしかし!姫様っ!」
家臣と思われる男がギロッと睨まれる
「わかりました。出過ぎた真似をお許しください。」
そう言うと後ろに下がった。
そこで改めて謎の美女がこっち向き合い直した
「失礼しました。私はこの国、ファルシア魔王国第一王女、アイリス・ファルシアでございます。以後お見知りおきを。貴方様の名前をお聞きしてもよろしいですか?」
王女?そこまで徹底しているのか!是非ここの経営者に会いたいものだな。きっとドキュメンタリー番組に取り上げらるような会社に間違いない日曜日の夜中にやっているヤツとか!あっそうだ名前だったな
「オレの名前は皇 禅だ!釣りを愛し魚に愛された男だ!そして美しすぎるプロレス技100を極めた男だ!」
どや顔で言い切ってやったぜ!ほら皆オレの完璧な自己紹介に言葉をなくしてる!良い手ごたえだ!
「何だ貴様そのふざけた自己紹介は舐めているのか!!」
またお前かっバイトリーダーはこれだから前にバンバン出てきやがる!前のバイト先でも出しゃばってきやがったしな!ここはやはり美しすぎるドロップキックを・・・・
「黙ってなさいと言ったはずです!これ以上事態をややこしくしないで!」
ぶっ怒られてやんの!ざまぁみろ早く引っ込めよ。オレを睨みつけながら下がっていった。もうこれで出しゃばることないだろう
「ごめんなさい。彼に悪気はないのですが私のことになると心配しすぎて誰に対してもつっかかてしまうのです。」
「んぁ、いいよいいよ全然気にしていないし所詮はバイトリーダーだしな。アンタも大変だな出しゃばりバイトリーダーがいて」
とか言って全然気にしてるけどな。あっバイトリーダーの顔が真っ赤だ。カニをボイルした色とそっくりだ!よしカニリーダーと呼ぼう!
「バイトリーダー?ですか?よくわからないですが、貴方は攻撃の意思はないようですね。良かった・・・」
「まぁアンタはいい人そうだしな、この訳分らん状況もあるし素直にアンタのいうことを聞くよ」
「そう言って頂くと嬉しいです。ここでは何ですから私共のお城に来ていただきませんか?いろいろ話したいことありますし」
まぁ~そうだなオレもこの状況が続いたら何するかわからんしな。ちょうどいい経営者にも会いたいと思ってたし。行こうではないか!おっ?カニリーダーが不満そうな顔してる。
「ではこちらです。馬車の用意をお願いします。」
「「「はっ」」
こうしてオレは城?事務所?みたいなとこに何故か馬車で行くことになった。
この後、驚愕の事実を知ることになるのであった。