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私というものの構成要素について

 私は、血と肉と骨と精神と魂でできている。

 血とは、流れるものであり、連続性であり、それ自体が生き物だ。

 肉とは、形であり、私を象るものであり、存在を表すものだ。

 骨とは、内に秘められたものであり、血の源泉であり、神からの贈り物だ。

 精神とは、神の一部であり、尊いもの。アザトースの一部であり、狂ったものだ。

 魂とは、血によらない連続性であり、理解できないものだ。理解したとき、世界は終わる。


 私のほかには、4つある。

 血に連なる吸血鬼。国家や家系、それに依って生きる人々。

  是非を問わず継承されるものは、それ自体を鬼と呼んでよい。

 肉に連なる超人。優れた能力を持ち、それに依って生きる人々。

  そういう存在、それだけのもの。私が気にする必要はない。

 骨に連なる異能者。現実では、見たことがない。

  何者かに祝福されたもの。出会えば、現実が変質するだろう。

 精神に連なる創造者。内にある狂気を見てしまった人々。

  彼を目にすれば、誰もが狂ってしまう。


 魂は、常に、私の内にしかない。

 

 

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