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私の信じる神について

 私は、私の信じる神の存在を信じている。


 私の神は夢見る神――なにも見たくないから目をつむっている。それでもなお拭い切れない現実の残滓、感じられる世界――歪みきった世界と欲望と後悔に苛まれ、悶え苦しんでいる。その口からは呪詛が絶え間なく流れ、その旋律すら彼を苦しめる。呪詛をかき消すため、従者たちは躍起になって賛美歌を奏でているが、それも無意味である。彼はこの世界の全てであり、彼が世界から隔絶することはありえない。

 ただ彼は夢見るのみ、その見るものが現実でないと、信じようと、ただ、それだけのために。


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