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男達の考察

男達の考察〜ツンデレ系ヒロインについて

作者: 無限螺旋階段

「最近ツンデレ多くね?」

「いきなり何だよ……」

「ツンデレだよツンデレ。お前知らねえの?」

「いや知ってるけど。それがどうしたってんだよ?」

「いやさぁ、最近漫画でもラノベでもそうなんだけど、とりあえずメインヒロインはツンデレにしとけみたいな風潮? あれどうかと思うんだよね」

「あー、確かにそれはあるかもな。昨今じゃツンデレの定義も曖昧になって来て、とりあえず主人公に対して暴力振るわせとけばツンデレだろみたいなのもあるからな」

「かと言って、じゃあツンデレの正しい定義は何だと聞かれても分かんねえけどな」

「まぁそうだな。で、話を戻すけどお前は何が言いたいんだ?」

「だから、ようはツンデレが世の中に溢れすぎてるって言いたいんだよ。シ○ナに始まり、ナ○やらルイ○やら○リアやら、とにかく増え過ぎだろ」

「あげたキャラが全員CV釘○さんなのはお前の好みか?」

「いや、単に被っただけだ。まぁネットの評価は知らんが、ツンデレヒロインのCVと言えば、この人が定番なんじゃねぇか?」

「まぁそれは一理あるな。ちなみにお前は誰が好きなんだ?」

「そうだな。あ○せとか由比○浜とかリ○ファとか、その辺りかな」

「お前が報われないヒロインを好きなのは分かったから話を戻そうか」

「お前から振っといてなんだよ……」

「で、何の話題だっけ?」

「ツンデレだよツンデレ。こういうと叩かれるかもしれんが、俺は別に暴力ヒロインもありだと思うんだ」

「マジかお前……。まさかドM」

「それは断じて違う!」

「じゃあ何だよ」

「だから要はさ、ツンデレってのは、普段ツンツンしてるけど、時々デレるって事だろ?」

「天気予報風に言うと、ツン時々デレだな」

「なぜそれを言う必要があったのか分からんが……。とにかく、俺はデレてさえくれれば途中で何が起きてようが別に良いんだよ」

「いやー、多分それは違うと思うぞ?」

「あ? 何が違うんだよ?」

「それはお前が、実際に理不尽な暴力を受ける立場じゃないからそんな事が言えるんだよ。名前負けしてるドMさんじゃあるまいし、自らそんな事を進んでされたいなんて奴は極少数だろ」

「そんなモンかなぁ?」

「よし、じゃあいっちょ試してみるか?」

「何をと聞きたいが果てしなく嫌な予感がするので断る」

「そう遠慮すんなって。ハーイこっちでーす」

「お前何を持ってき———ちょっと待て! 何だそのでかいハンマーは!?」

「でかいハンマーだよ」

「今言った! 俺が聞いてんのは何でそんなんがあんだって事だよ!」

「我が学校の優秀なる工作部の皆さんが作成しました」

「ウチってそんな部活あったのか!」

「まぁ非公認だけどな」

「だろうな! そんなモンを作る部活が公認得られる訳ねぇからな!」

「部員の皆さんが丹誠とリア充に対する怨念を込めて作ったんだ。使ってやらなきゃ失礼だろ?」

「何で俺が実験台なんだ!?」

「実験台じゃねぇよ、標的第一号だ。威力は奴らの折り紙付きだから安心しろ」

「安心できる要素がどこにも無え! ちょ、待って、マジで待って下さギャー!」

「……フゥ、殺ったか?」

「殺るんじゃねーよ!」

「お、生きてたか。……チッ」

「舌打ちしたなテメー!」

「してねーよ。お前の空耳だろ? じゃあ本題いくぞ」

「本題って何だよ?」

「『ア、アンタの事なんて別に好きでもなんでもないんだからね』」

「まずその棒読み口調がうぜぇし、お前の声で言われても全く嬉しくねえ」

「『ハァ、何言ってんの? マジ意味分かんないし。死ねば良いのに』」

「最後のお前の本心だろ! そして何で二度目を振りかぶってんだ!」

「『前世からやり直してきなさいよね。そうしたら考えてあげても良いわよ』」

「テメェ、絶対ぶち殺———」

「バイバーイ☆」




                                  完?

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