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白い息を吐きながら学校へ向かう。
遠くでチャイムの音が聞こえた。
「あーあ、今日も遅刻かぁ…」
特に悪びれた様子もなく呟く。
私にとって、遅刻なんて日常茶飯事。
クラスの担任という名ばかりの人間の朝の言葉を聞いて、面白くもない授業を聞いて、休み時間には表面上だけの友達と笑えない話をして。
そこまで考えて、私は学校の門をくぐった。
既に誰もいない下駄箱。
静かな廊下。
外からは体育の授業を受けている生徒達の元気な声が聞こえてくる。
ガタリ…
下駄箱を開けた途端、と言っても下駄箱には蓋なんてないが。
ドサドサと落ちてくる大量の手紙ー




