72/78
7(8)
目を擦り、もう一度恐る恐る鏡を見たらー
そこには私の酷い顔しか映っていなかった。
何よ、今の…
幻?
私はそのまま制服へと着替えると、静かに家を出て行った。
「行ってきます…」
返事がない、見送りもない我が家へと。
これが、私の最後の言葉になるとも知らず。
学校までの道のりをゆっくりと歩く。
まだ時間的に余裕がある。
出てくるのは溜め息ばかりで…
全て偽りだったのかと…
そればかりが頭の中をグルグル巡っては消えた。
学校に着くと、ある人物の靴箱に靴があることに気づく。
…?
この時間にいるなんて、珍しいな…
不思議に思いながら、教室へと向かった。




