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まさかー
彼女の母親から、そんな言葉が出るとは思ってもいなかった私はー
ただ目の前にいる彼女が恐ろしくて、首を振るしかなかった。
あれはー
大人達の間でも流行っているのー?
思い出してしまうー
美帆の母親の、あの狂気に満ちた瞳をー
「なんか、どっと疲れたな…」
私はベットへとダイブする。
制服は脱ぎ捨てたままだ。
今はそれさえも片付けるのが面倒で…
色々ありすぎて…
正直静かに横になりたかった。
ごろりと仰向けになり瞼を閉じて、どこまでも続く闇に身を任せ、私は眠りへと落ちた。




