29/78
3(3)
そこには淡白な文字でたった一言。
『友達から回ってきた掲示板に、幸来が俺と歩いてる写真が貼られてた。』
その文字を見た瞬間、背筋がゾッとした。
確かに友達は皆信頼できる人だって、彼も分かってる。
でも、どうして?
いつ、撮られたの?
誰がやったの?!
半分パニックになりながら、彼とメールを続けていた。
やがて、メールじゃ分からないからと、電話で話すことになった私達。
『で、幸来がさ俺の友達の彼女に俺と付き合ってること話したかもしれんのやろ?
これからどうする?』
いつもなら優しく響くはずの声が、冷たく胸に突き刺さる。




