12/78
1(7)
私が嫌いなもの。
それは心だったー
何でかって、私の名前を見たら分かるでしょう?
愛恵ー
ほら、心が二つも入ってる。
昔、友達に心なんてあると思う?と聞かれたことがあった。
私はこう答えた。
心?
心なんて所詮はマガイモノなんだよ。
目に見えないことしか信じないから。
その後、その子とは縁を切った。
別に悲しくなんてなかった。
心を捨てるなんて、なんて素晴らしいことなんだろう。
私はそれからというもの、全て偽りで過ごして来た。
笑顔も本当のものじゃない。
表情なんて、誰でも偽りで作れる。




