仲良くなんかできない
「やだ。」
よろしくね!ということへの
返事はNo、だ。
「よろしくされる意味がない。」
「ええええっ?!なな、なんで?!」
いきなり目を見開いて
俺の肩を掴むなり前後に揺らす。
あいたたたたっ!
「俺、人嫌いだから。」
正しく言うと
人と話すのが嫌いなだけだ。
メンドクサイ。
「わ、私のことも
普通とか無関心よりも、嫌い・・・・
ってこと・・・・っ?」
絶望的な目で見られても。
「長崎?が人であるかぎり
好きにはなんねぇよ。」
「なんでよおおおおおおっ!!
それに私の名前は長瀬!
普通でも無関心でもないの?!
何も知らないのに
そんなこと言えるのっ?」
長野?が怒ったような呆れたような顔して
(多分前者だ)叫び始めると、
教室のドアが開く。
ガラガラッ
「みっさー、誰と話してるの?」
「あれって野ヶ崎じゃね?」
「ウッソー、もしかしてオンズ(女好き)??」
「野ヶ崎は無くね?人嫌いらしいし。」
3人の男女が入ってくる。
「そ、そんなことないよ!
なんか、人と関わってないのに
人類だと嫌いって言うんだよ?
ひどくない?!」
「あー、もしかして、
野ヶ崎くんって昔ハブられてた感じ?」
どう考えても
校則違反のスカートの短い女が
俺のまえの席に座る。
「ああ、それは無いよ。」
俺が否定する前に金髪でヘアピンを
留めた男が言う。
「葉月と俺、幼稚園から一緒の
腐れ縁だけどイジメとかは無かったし。」
・・・・・何処かで見たことあると思ったら
「花園、優夜?」
「おおっ!覚えてくれた?!
幼稚園からずーっと同じクラスなのに
覚えてくれなくてさー。」
花園は長島?のグループらしい。
どうでもいいが。
「んなことどーでもいいんだけどさ」
一番奥にいた男が前に出てきて
笑いながら言う。
「俺の女と何喋ってたわけ?」
俺の、女?
彼女ってことか?
「ちっ違う!
私、龍夜と付き合ってないし!!」
長野?が言う。
ん?どういうことだ?
「あー、龍夜は美桜が好きなんだけど
美桜は恋とか知らないし
恋愛的に好きじゃないからねー。
フラれたのよ、こないだ。」
さっきのスカートの短い女が説明する。
「フラれてねぇよ。照れてるだけだ。」
龍夜とかいう奴が否定する・・・・けど
説得力がない。
「・・・まぁ龍夜がフラれるのも無理ないよ。
すでに4人と付き合ってるしねー。」
長島?とか長野?とか
ハテナがついているのはあれです
主人公が美桜の名前を覚えてないからです。