帰宅、私は今日も生きていたby社長
短めです
ああ、無意識にどうやら家にたどり着いていたようだ。社長生きてるかな?まぁ、あの人には生きててもらわないと俺が死ぬから生きていると信じよう。
「んっと、確か指紋認証しないと鍵開かないんだっけ?」
この家も、社長が用意してくれた。曰く「君は逃げることにしたんだね?わかった、僕のできる最善で君を守ろう。まずは引越からだね」だと言っていた。ちなみに、何故だか彼女は未だに俺の家には来ていない。恐らく、社長が何かしているんだろう。ありがとう社長、なんまいだー。
ガチャ
「お、開いた開いた」
ヌルり
ん?ドアにかけた手に違和感があるがなんだ?まあ、いいやと思いドアを開ける。
「お、お帰り、よ、陽君、すま、ないが、て手当てを、してくれないか」
バタン
何か居た。
ガチャ
「…………」
チーン
あ、なんか召されてる。てっ!
「社長!何で俺より先にここに居るの!」
「そこっ!違うでしょ、傷のしんぱいsh………」
生き返った、ただし、一瞬。しかも律儀に突っ込みのために。
「とりあえず、手当てか」
しばらくお待ちください。
「死ぬかと思ったよ、さっきは。ホント怖いな家の娘は」
看病と治療により、なんとかなった。てか、骨がおかしくなってるとこは後日病院に行くそうだ。
「それで、何故此処に?」
全身包帯人間となった社長に話しかける。
「ああ、僕のSP達がね、足止めしながら僕を助けてくれたんだ。でも、彼らも逃げ切れないと踏んでね、とりあえず車で逃げようってことで乗って逃げたんだけどさ、僕の車起きっぱなしできちゃったから彼女がそれに乗って追いかけてきたからSPがね、とりあえず陽君のとこまで連れてくから匿ってもらえって言って今に至るんだ。まあ、君と居れば命は助かるって思ってのことだろうね」
とんでもねー話だな。SPが逃げるっておい、どんだけモンスターしてんだよ。
「そうですか、僕のためにすいません」
そう言うと、社長は
「陽君、それは違うよ、だってね?あの娘は僕の娘だから僕は親として、人様に迷惑を掛けることなんかさせたくないししてほしくない。だから君を保護してるんだ、これは僕の義務だよ」
おお、かっこいい。でも、その格好で言われても困るよ社長。なんか守られてるこっちが申し訳なさ過ぎるくらい痛々しくて、俺が生け贄にならなくてはならないような雰囲気しか出てないよ。
「わかりました、ではお言葉に甘えても?」
「ああ、この身が持つまでは君を助けるよ」
社長、それは死亡フラッグって言うんじゃねーですかい?
「はぁ、とりあえずありがとうございます、それとその怪我じゃ今日は辛いでしょうから泊まって行って下さい」
「そうだね、もう体力も持たないし、お言葉に甘えるよ」
まあ、ここはあなたの家もどうぜんですがね。
「辛気くさい話はここまでにして、夕食作りますんでテレビでも見てて下さい」
「そうさせてもらうよ」
ピッ
「緊急ニュースです。今日先程、愛川グループのSPのかた数名が重傷で発見されました、SPのかた達はうわ言のように来るな来ないでそこは入れるとこじゃないと言い続けており、詳しい情報は回復を待てからとn「ピッ」
なんか社長こそが主人公に見えてきた今日この頃。
と言うわけで、次回は社長視点でお送りします。