18歳から19歳、そして25歳
父は借金の保証人になってしまった。
多額の借金を返すために土地を売ることになった。わたしの家はそこそこの敷地があった。
「こんな父親でごめん」
「ええよ」
悲壮な顔をした父にわたしは軽く答えた。
借家に引っ越すことになった。
生まれ育った家を離れるのは寂しかったが、初めての引越しでわくわくしていた。
しかし、借家に住んでいた2年間、ずっと死にたいと思っていた。働くのが怖かった。
けれど小説を書くことは集中できた、ホームページを作ってぽつぽつ感想をもらえて嬉しかった。
だが、新人賞にぶつかり続けて何度も倒れた。
作家になりたい、なれない。
社会に出ることができない。
生きてる価値がない。
19歳、毎日死ぬことばかり考えていた。
体は若くも精神は死んでいるのに、体だけは生きている。
自分の鼓動から耳をふさいだ。
空腹になるのが嫌だった、ずっと眠っていたかった。心療内科にかかることを考えても、家族に言い出せなかった。
借家からまた引越し環境が変わることで、抜け出せた、まだ若いのでなんとかなったのだろう。
地元の友達にも恵まれていた。
20歳からスーパーのレジのバイトを初めて、最初をは社会に対しておっかなびっくりだったが、次第に慣れて新しい友達もできた。
25歳の時に初めて彼氏ができた。
そこから、幸せで楽しい日々と、自分が病んでいることに気づきはじめた。




