シンディー
すいません、時間なくてちょっと読みにくいかもしれません。汗
「・・・頭大丈夫か?」
さっきまで俺の事ぶっ殺すとかなんとか言ってたのに、何をどうしたら結婚という話に行きつくんだ。
「グスン・・・あんなことまでしておいて責任取らないなんて鬼畜です。パパに言いつけてやるにゃん。」
「ただ尻尾握ってモフモフしただけじゃないか。大げさにいうなよ。」
「レオちゃん・・・モフモフしちゃったの?」
「え?うん。良いニオイでフワフワしてたから。」
「・・・。」
ええ~なんでママンまで無言になるんだよ。
「あのね、獣人の女の子がモフモフを許すのは生涯で一人だけなの。それぐらい耳と尻尾は大切なのよ。結婚していてもモフモフさせないなんてよくあることらしいわ。」
「え?・・・え?」
つまり俺は、この子にとって命の次ぐらいに大切なものを、こねくり回し自分の顔に擦りつけていたと?クンカクンカしていたと?おまわりさんに逮捕される案件ですか?
・・・そんなバカな・・・
「ご、ご、ごめん。傷つけるつもりは無かったんだ、本当に。もちろん責任を取れるもんなら取ろうと思うけど、、、俺は君の名前も知らないわけで・・・君も俺の事をほとんど知らないだろ?それなのにいきなり結婚ってのは色々とマズイと思うんだ。だから、まずは色々とお互いの事を知るところから初めていくのはどうかな?」
頭をフル回転させてなんとか事態を収束させようとペラペラ喋る。しかしそんな俺の真意は完全に見抜かれていた。
「それは結婚じゃなくてまずはお付き合いをしましょうということガォ?それとも耳触りのいいことを言って逃げるつもりなの?グスン。」
うっ・・・するどい・・・どうしたらいいんだ?助けてくれママン!
そう思いママンの顔を見るが、ゆっくりと顔を横に振るだけだ。無駄な悪あがきはよせということか・・・これは男としての器の大きさが試されていると言っても過言ではない。漢レオナルド覚悟を決めます。
「も、も、ちろんお付き合いを申し込んでいるんだよ。つ、付き合ってください!」
すると彼女の顔がパアっと明るくなった。よく考えたら痴漢をしてきた人物に結婚をしろと迫るのも意味不明だし、痴漢からの交際の申し込みに喜ぶのもどうなの?って話だが、、、、、
・・・新手の美人局かと思ったが、どうやら違うようだ。まあ、よく分からないが俺はこうして、異世界メイドに続き異世界猫耳を手に入れた。
それからしばらくママンを加えて3人で話をし、彼女の名前がシンディーであること、なぜ俺の事を襲おうとしたかなど聞くことになった。
なんでもドウラン祭で、間違えて俺に賭け、その引換券を建物の崩落とともに無くしたとか。俺にとってはハッキリ言って知らんがなって話だったが、彼女からしたら建物を壊したのは俺だから、無くしたのは俺のせいだということらしい。
その後、付き合うことの証明として、チョーカーを一緒に買いに行かされプレゼントするはめになった。一応言っとくけどチョーカーってのは首輪みたいな物で、、、獣人界ではオシャレアイテムらしい。それ以外にも彼氏がいますっていう意味もあって、良い女であることの証明だとか。もちろん奴隷がする首輪とは全く違って強制力とかは無いから勘違いしないでくれ。
そんなこんなで激動の1日は終わった。
♢
翌日、寝不足のままクラス分けの指示に従い、新しい教室に行くとなんとシンディーがいるもんだからびっくり仰天した。ここは特待生クラスで、両校の成績優秀者上位5名ずつで編成されているらしいが、彼女もいるということはそういうことなのだろう。
俺としては、まさか一緒のクラスになるとは思ってもいなかったし、交際の事実はあまり広めたくないので、尻尾をフリフリさせるシンディーのことはスルーしてルークやダックスに挨拶をした。
しかしそれが気に食わなかったのか、毛を逆立てまるで化け猫のようになっていた。
仕方がないので近くに行くと再び尻尾をフリフリさせる。案外かわいい奴なのかもしれない。昨日買ってやったチョーカーもつけている。
「昨日、国にいるパパとママに恋人ができたよってお手紙出しておいたよ。」
「え?そ、そうか。」
親に報告するにしても早すぎるとは思ったが、まあ嬉しそうにしているので文句を言うのは止めておいた。そして適当にルークたちにもシンディーの事を紹介していると、様子を見ていた女の子達も集まってきた。
左から、侯爵の娘であるビアンカ、辺境伯の娘であるエマ、子爵の娘であるカトリーナ、一般家庭出身のヘレンと言うらしい。
ビアンカは大貴族のご令嬢らしく品があり、かわいいと言うより綺麗だ。女性に憧れられる女性とでも言えばいいだろうか。
辺境伯の娘であるエマは長い茶髪で、見た感じポワポワしていてかわいい。カトリーナはショートヘアが似合う女の子で、ヘレンは小さくて華奢だが魔法の腕に関してはピカイチらしい。
さすがお嬢様学校と言うだけあって、貴族もゴロゴロいるわけだ。これだけでもドウランとは一線を画している。まあ、こちらにはなぜか王子がいるわけだが、おそらくあいつの存在は例外でしかないだろう。
感心する俺をよそに、この日一番の衝撃はビアンカによってもたらされた。
「シンディー?さっきから気になってたんだけど、それチョーカーよね?王女なのにつけてても大丈夫なの?いろいろと面倒くさいんじゃない?」
「うん!大丈夫だよ!」
そう言いながらニッコニコで俺の事を見てくるもんだからもう完全にみんなにバレバレ。ていうかそんなことより・・・
「今王女って言わなかったか?」
「そうですよ?シンディーは獣国の王女ですから。」
「ええええええええぇぇぇぇ!!!」
獣国の人間に殺されるかもしれない。オワタ(^^)
しかもさっき両親に手紙出しちゃったって言ってたよね?キャンセル不能。オワタ(^^)
王女と付き合う=結婚じゃね?オワタ(^^)
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人の名前ってのはなかなか思いつかなくて困ります。




