転生!?
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心地の良い朝日を浴びいつものように目を覚ました。今から1時間以内に準備をして出勤しなければならない。
大学を卒業してもう12年この生活をしている。これがいつものルーティーンだ。
二度寝の誘惑を断ち切り上半身を起こす。
・・・
しかし上手く起き上がれない。どうしたのだろうか?運動不足によりお腹が出てきたとはいえまだ34歳だ。流石にそこまで衰えてはいない。
もう一度起き上がろうと力を入れる。しかし俺の体はほとんど動かない。おかしい。そんなはずはない。
背中に冷や汗を感じながら、手を持ち上げ指先をグーパーさせる。
動くことは動くが実際の動きと感覚にズレがある。よく見ると手が小さい。まるで赤ちゃんのような手だ。
なんだこれは!?
「オギャー!オギャー!」
必死に声を出そうとしても言葉にならない。自分の口から赤ちゃんの泣き声が発せられるだけだ。
すると20代前半ぐらいの綺麗なお姉さんが俺の顔を覗き込んできた。艶のあるロングの金髪が印象的だ。顔の彫りは深くパッチリとしたお目々に長いまつ毛がカールしている。一言で言うなら金髪美女。
この女性は誰なのだろうか?グッと顔を近づけ至近距離で話しかけてくるが、何を言っているのか理解できない。どうやら日本語ではないようだ。英語でも無い。
必死に考えていると、俺の体がフワッと宙に浮いた。天井との距離が近くなる。背中には金髪の女性の腕がまわっている。
まさかだっこされているのか!?俺の体重は66キロのはずだが・・・目の前の女性はいとも簡単にお姫様抱っこをしたというのか・・・超絶怪力女じゃん。☠☠☠
あ!
まてまて。なにをしているんだ!?なぜ俺のほっぺたにチュッチュしているんだ///嬉しいけどとりあえず止めろ!今朝はまだ髭を剃っていないからジョリジョリするだけだって、止めろ、恥ずかしい!
「オギャー!オギャー!」
・・・なんだこの声は?またしても赤ん坊の泣き声だ。必死に頭の中をグルグル整理する。しかしどうやっても現状を理解することは出来ない。
ふと部屋の隅に置いてあった姿見が視界に入った。俺を抱き上げた女性が綺麗な金髪の赤ん坊を抱っこしている。
まさかあれが俺なのか!?
必死に手足を動かすと、鏡の中の赤ん坊も同じ動きをする。そして目を見開き口をアングリと開ける。なんて間抜けな顔だ。
俺の視線に気が付いたのか、金髪の女性が笑いながら鏡の前まで移動し、耳元で何かを囁く。まるでこれがあなたですよといわんばかりに。
て・・ん・・せ・・い?そんな言葉が小さくなった俺の頭をよぎる。
馬鹿な。前世の記憶を持ったまま生まれ変わっただと!?ここはどこなんだ??教えてくれ!
だが現実は言葉を発することも理解する事も出来ない。
赤ん坊の俺はより一層大きな声で泣きはじめた。
すると金髪の女性が俺を抱いたまま椅子に腰かけ、あろうことかブラウス?の裾を当然のように捲し上げた。
そのため、ただでさえ狭い視界が2つの山によって覆われた。白い雪のような山だった。
そしてそれを俺の口に押し込んできた。しかし、弾力のある柔らかなゲレンデに、鼻まで沈み込んでしまったため危うく窒息しかけた。ブフっと息を吐き出す。
死ぬ死ぬ死ぬ。何をしているんだ!殺す気か?優しそうな口調で俺の事を殺す気なのか??そうなのか?
すると部屋のドアがバンっと勢いよく開けられ男性が入ってきた。30代ぐらいで、黒髪黒目だ。ハンサムだがどこか不気味な感じがする。
金髪の女性は、上半身の2つの山を隠そうともしない。むしろ男性の方が「ああ、ごめん。」と言いたげな表情だ。いや理解は出来ないが、たぶん間違いなく言っている。
慌てて踵を返した男性を金髪の女性が呼び止め横に座らせた。男はどこか気まずそうに視線をキョロキョロさせている。部屋の四隅を見たり床を見たり挙動不審だ。しかし俺は気が付いた。一瞬だが時折こちらをチラ見している。確実に見ている。
とんだムッツリ野郎だ。
かすかに俺の中に優越感が芽生える。フハハハハ!フハ、フハ・・・・ウオェ!
またしても金髪の女が俺の口に強引にゲレンデを突っ込んできた。2回目になってようやくその意味を理解した。どうやら俺に対して授乳しようとしているようだ。
俺が泣いたのはお腹が空いたからではなくただ喋ろうとしたら泣いてしまっただけなのだが・・・・
心配そうに覗き込んでくるので仕方なく吸うことにした。しかしなかなか上手く出てこない。舌を使いポジショニングを合わせチューチューする。歯は生えていないので傷つける心配はない。
するとジュワっと何かが出てきた。口の中にまろやかな味が広がる。そのまま食堂を通り俺の体を駆け巡るのが分かる。不思議なことにお腹が膨れるだけではなく、安心感も与えてくれる。
それから一心不乱に吸い続けた。おいちぃ、おいちぃ♡♡♡
しかしふと視線を感じた。横目で確認すると、不気味だと思った男性が微笑んでいた。それは穏やかな表情だった。
ただのムッツリかと思ったが違ったようだ。
雰囲気からいってどうやら今の俺の母親と父親と考えるのが妥当そうだ。こんな綺麗で若い奥さんをもらうなんてうらやまちぃ・・・
ムニャムニャ・・・・ああ、瞼が重くなってきた・・・・
自然と瞼が閉じていく。抵抗虚しく静かに眠りについた。
翌朝、股間まわりが不快で目が覚めた。プ~ンと鼻をつくような匂いが漂ってくる。臭いし気持ちが悪い。だが今の俺にできることは手足をバタバタさせて喚くことだけだ。おかげでケツの下にあるものがムニュっと潰れたような気がする。
あ~くちゃい、くちゃい。早く・・・一刻も早く助けてくれ。
そう念じると想いが届いたのか昨日の金髪美女が部屋に入ってきた。今日もロングスカートにショールのようなゆったりとしたものを着ている。授乳しやすい格好をしているのだろう♡
入ってくるなり俺の状況を察したようだ。確認のため俺の短い脚を持ち上げニオイを嗅いでいる。
母親?とはいえこんな美女に自分の汚物のニオイを嗅がれてしまうなんてとんだ辱めだ。いや、よく考えたら匂いを嗅がれたぐらいどうってことない。本当の辱めはこの後だ。
金髪の女性は手際よく俺のズボンを脱がせる。イヤン///そしてオムツも一瞬で破いた。ああんっ♡今の俺に尊厳などありはしない。
むしろ嫌な顔一つせず拭いてくれようとするママに感謝しなければいけないのだろう。
変な気持ちにならないように覚悟を決めて体の力を抜く。
すると美女は右手を俺の股に近づけ何か呟いた。その瞬間、淡い光とともに股間の不快感が一瞬にして消えた。強烈なニオイも無くなっている。
!?
もしかして今のは魔法なのだろうか???そうでなければ説明がつかない。ただの人間にこんな芸当が出来るわけがない。
そう確信すると体内から興奮がこみ上げてきた。ここは夢にまで見た魔法の世界なのだ!
下半身丸出しのまま雄たけびをあげた。
最後まで読んでくださってありがとうございます!今後の更新ペースについては考え中ですがとりあえず明日は更新すると思います。