~魔王襲来編~
遅くなりましたが、登場人物を増やしました。
「汝、我と契約しその力を振るうか?」
声が聞こえた。
「誰だ!火をつけたやつか?いい加減にしろよ。」
「我は、この世の地域の魔の王。汝、望むのならば…」
みんなで叫んだ。
「インチキくさいんだよ。」
「絶対嘘だよね。」
「嘘に決まってるわ。」
すると、自称魔王は、
「妾を信じておらぬのか?七人の魔王のうちの一人じゃぞ。」
声が震えているように聞こえる。
「貴方はもしかして…フローラ・システル?孤独の魔王の?」
アリスが余計な一言とともに魔王を泣かせた。
「妾が何をした…グスン。民を守り、他の魔王からこの土地を守り続けてきた妾が…」
そんな話をしている間に火がユウたちの目の前まで来ていた。当然、ユウたちは焦っている。
「お前とは契約しない。」
「何故じゃ?」
「待て!しっかりと話を聞け。お前とは契約しない。だから、俺の友達になってくれよ。」
火の中でユウは笑って空に手を伸ばした。
〈追加オプション《友達百人できるかな》を獲得〉
(ふざけたオプションだな。)
その時、ユウたちは透明な壁のようなものに守られた。
「妾の力《完璧なる壁》〈パーフェクト・バリア〉じゃ。どうじゃ?信じたかの。」
「おう!お前の力信じたぜ。だから、そろそろ姿を見せてくれないか。お前の姿を見たいんだ。」
「すまぬ。今はこの建物の外より、魔法をかけておるのじゃ。火の中に無策で飛び込みたくはないのでな。ところでそこから出たいのではないのか?」
「ああそうだ。」
「ではそこの娘。」
「私ですか。」
「お主ではない。」
自信満々のアリスの顔はどんどん歪み、ついに泣いてしまった。
「私以外に…グスン。誰を呼ぶんですか。」
「いや、ここにはお姫様だっているじゃないか。」
「でも…。頼み事といえば、魔法が使える私にしか頼み事なんてできませんよ…。」
「いや、何故頼み事と分かったんだ?例え頼み事だったとして、魔法を使えと誰が言った?」
「グスン…。」
「さらに言うと、ここの全員魔法を使えるぞ。」
「そ、そうなの…?」
話していると魔王は泣きそうな声で、
「妾抜きで話を進めるでない。ところでもう一人の娘よ。水の魔法を唱えられるな?」
メルは慌てた様子で、
「は、はいっ!」
「では呪文を唱えろ。その間妾が火を防いでおくのでな!」
メルは両手を広げ前に伸ばして、
「では、僭越ながら。
天にまします我らの神よ。
その力の矛先は人の為。
我らに神の救済を。
《水流》〈ウォーター・パニッシュ〉」
すると透明の壁の外が大量の水で満たされた。そしてこの建物もろとも崩壊する。
「やばいって。落ちる!」
そう思い、全員を抱いた。
しかし、浮遊していた。
「面と向かって会うのは初めてじゃな。ユウよ。」
ユウは思った。
(こんな奴が存在してもいいのか…)
その姿は……
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