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孤独魔法使いと転生者  作者: 優一 雫
12/13

~ステータス確認編~

最近はかける時間あります!

私はこの世界を滅ぼす…

大切な家族を殺したこの世界を…

許さない…絶対。


全員を殺す…


薔薇銃士マミー


「私の過去の話をあなたは聞きたい?」

ユウは知っておくべきだと悟った。

「俺に知る権利があるのなら…」

少し笑い、マミーは、

「その前に…」

マミーは座り込んだ。緑が美しく咲き誇る草むらに…

マミーは横においでと、手をこまねいている。ユウはマミーの隣に座り込んだ。すると真剣な表情でマミーは、

「話を聞いてしまったら戻れないわよ。それでも聞ける?」

風がマミーの長く艶のある髪を揺らした。髪を抑えて、泣きそうな顔で最終確認してきた。

ユウは見惚れて何も言えなかった。

するとマミーは、

「覚悟がないならこの話は無しよ。聞くかどうかは、あなたが決めるのよ。あなたがどのような道を選んだとしても、何も言わないわ。」

そんな優しい言葉で正気に戻ったユウは、

「聞かせてくれ。俺はもう、お前のものだ。お前を知る権利が俺にはあるはずだからな。」

するとムッとした顔で、

「私にはマミーという名前があるのだけれど…。……そうだわ!自己紹介しましょう。改めてね。」

「今更だとは思うが…。それなら俺から名乗るよ。俺の名前は中野 優だ。」

「ナカノ?変な名前ね。改名してもいいかしら?」

「どうぞお好きに…。」

「そうねぇ…。よし!それじゃああなたは、魔法使い見習いユウと名乗りなさい。」

「見習い?そもそも俺って魔法使えないと思うけど?」

すると、おかしそうな顔をして、

「ユウ…。まだ気づいてないの?あなたの視界には、ステータス画面があるはずだけど…」

「……。本当だ。あった。」

そこにはこう書かれていた。


魔法使い見習いユウ

LV.30


《固有スキル》

フライト、クリーン、バブルウォッシュ、リタイム、召喚


~人物~

アリス

知人

好感度⭐️⭐️⭐️⭐️★


メル

知人

好感度⭐️⭐️⭐️★★


マミー

師匠

好感度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️


「なんだこれ!?」

「それは、あなたのステータス表よ。それぞれ、レベル、固有スキル、人物が書かれているはずよ。そして私は…」

「師匠か…。マミーは魔法使いなのか?」

「そうよ。崇めなさい!」

ものすごく誇らしげな様子でマミーは言い放った。

「師匠って言うくらいなんだから、すごいやつなんだよな?」

「もちろんよ。」

そう言うとマミーは人差し指を立て、こっちを指した。すると、ユウのコマンドにヒットポイント、マジックポイントの情報が追加された。

「すごいでしょ?」

褒められたいようにユウを見ている。

しかしユウはすぐに他の話題へと話をやった。

「俺の固有スキルについての説明をしてもらっていいか?」

「いいけど…。その前に…」

上目遣いでユウに近づいていく。ユウはなんとなく後退りした。

「どうして逃げるのよ…」

その表情はもう涙でぐちゃぐちゃになっていた。

「だって…。女の子に言い寄られるのが恥ずかしいからだよ…」

マミーは途端に顔を赤く染めて、顔を手で覆い、そしてしゃがみこんだ。

「……かわいい…」

「なんて言ったんだ?」

「うんん。なんでもない!」

少し嬉しそうなマミーにユウは見惚れていた。首を振りユウは、

「その前に何するんだっけか?」

「それはね……」

読んでくださりありがとうございます。

よろしければ、ご感想や評価のほどよろしくお願いします。

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