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早朝23コンボ

暴力


暴れる力


制御できないのが常である

俺は山吹色(やまぶきいろ)

山吹が苗字で、色が名前だ。


親は名前付けるとき爆笑してたらしい。

今でもたまに死ねって思う。


それ以外はごく普通の高校二年生

の、はずなんだが


「もー!早く起きなさいよ!私まで遅刻するじゃない!!」


来た!


「お、おはよう」


コイツは隣に住む幼なじみの皇帝(すめらぎ みかど)


ざっくり紹介すると


ドスッ


暴力ヒロインだ。

たった今は俺にブチこまれた腹パンで俺は玄関のドアに叩きつけられた。

内臓にダメージを受ける。

毎日このパンチを受けて鍛え抜かれた俺の腹筋が悲鳴をあげる。

今日のパンチはいつもより若干速く、防御が遅れた。


いや、俺のドアを開ける速度が遅かったのかもしれない。


「もぉ!私が迎えに来てやってんのにさ!」


ドドドドドドドドドドドドッ!!


何・・・だとォッ!?




【追撃】




怒濤のパンチの雨が俺の腹を、腕を、足を、全身を殴打する。

一般人なら既に死亡届けが出されている頃だろう。


だが俺は耐えている。


いや、慣れていると行った方が正しいかもしれん。


「いやぁ、ちょっと昨日夜遅くまでゲームしててさ」


言い終わる頃、俺はやっと玄関のドアからずり落ち、地面に足を着いた。


「もぉ!早く行くわよ!」


そう言って彼女は俺をぶん投げて俺に乗った。

いつも通りの登校【デスマッチ】の始まりである。

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