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告白二度目

 それから何だかんだで先読みの魔女やスノーホワイト侯爵は、レオ王子の支配下に収まった。

 そしてマーガレットもベリオールと仲良くやっており、ルカとレオ王子の関係も良好だ。

 つまり全てがハッピーエンドの状態なわけで、


「私達の役目は終わりかな?」

「そうだろうな」


 伶音れおが答えるが、それもちょっとさみしいような気もする。

 短い間だけれど、一緒にいたので愛着があったりするのだけれど、私はもう用済みだったりする。

 そこでくるりと私の方を向いたルカが、私の方に走り寄って来て抱きついた。


「ル、ルカ?」

「これで終わりなんて言わないで、もう少し一緒にいてよ。友達もここにはいないし」

「あ、はい……呼び出してもらえれば何時でも遊びに来るから安心してね」

「わーい、瑠香ルカ)、大好き」


 そう言って抱きついてきたルカに私は慕われているなと思いながらまた会いに来る約束をする。

 そうしてなんやかんやで、そこそこのエンディングを迎えた私たちは、元の世界に戻された。

 また会う約束をして。


「……あれ?」


 気づけば私は元の部屋に戻ってきていた。

 白昼夢か何かだったのかと思うくらいに、私の部屋はいつも通り。

 そこですぐ側で、スマホがが音を立てた。


 見るとメッセージが送られてきている。

 伶音れおからだ。


「えっと、『今から会えないか?』……まだ今日というか土曜日だし…… 伶音れおの部屋に行くと」


 メールで送信して、私はすぐに伶音れおの家に向かう。

 そして、いつもの伶音れおに部屋に迎え入れられる。

 温かい紅茶を出されて、甘いクッキーがお茶請けに出される。


 相変わらず伶音れおは優しげに私を見ている。

 何から聞こうかと思ってまず真っ先に私が聞いたのは、


「あっちの世界では髪の色も瞳の色が違いすぎるよ」

「そうしないと影武者の意味も兼ねているから、困るだろう?」

「そうなんだ」

「うん、もともと王家の人間は異世界からもう一人の自分を呼んで手伝ってもらうこと前提で交流をするから、影武者もこなせないといけないんだそうだ」

伶音れおはいつからそれを?」

「子供の時からだな。色々なものに釣られたのも有るが、レオ王子とは気があっていたし、それに今回はあちらの世界のルカが酷い目にあっているのが俺も許せなかったから」

「そ、そうなんだ。伶音れおはやっぱり優しいね」

「……どうだろうな」


 そう答えて伶音れおは沈黙する。

 また話がなくなったと私は思って、他に気になることは何かあったっけと私が思って思いついた。


「そういえば子供の頃から入るのに何であの世界があるんだろう」

「乙女ゲームの、か? そういえば、どの世界でもそうだが、たまに異世界の物語や情報が、そうとは気づかずに受け取ってしまう人がいる、と聞いたことがある。その影響かもしれない」

「へぇ~、面白いね」


 そこまで会話してまたも会話が止まる。

 ど、どうしよう、そう私が思っているとそこで、


「それで、俺のことは愛しているのか?」

「さ、さっき答えたじゃないか」


 もう一度言わせられるかもと思って私は焦ってそう答えると


「もう一度言って欲しい。夢でないといいと俺は思っている」

「う、うう……伶音れおが好きです」


 私は恥ずかしい気持ちになりながらも必死に答えたのだった。




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