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この後どうするの?

 そんなこんなで次の日。

 初めての魔法学校での授業である。

 どんなふうに授業を受ければいいのかを教わり、


「もしも他の席の人に声をかけられたらどう答えればいい?」

「え? やだなー、もう。私に声をかける相手なんていないよ」


 うっかりこちらの世界の私の実態を知ってしまい、何だか悲しくなる。

 ちなみに一時間目と二時間目の間だけなのだ。

 だから大丈夫と思って私が向かって行くと、偶然教室の入口でマーガレットとベリオールと遭遇してしまう。


 ど、どうしようと私が凍りついているとそこで更に私の後ろから、


「ルカ、どうしてそんな所で立ち止まっている? 早く入ってもらえないか?」

「え、いえ、では先に失礼します」


 事前にマーガレットとレオ王子と話を通していたとはいえ、こうやって遭遇すると動けなくなる。

 でもレオ王子が上手く私を誘導してくれて助かった……そう思って席についた所でレオ王子を私は見るけれど……違う。

 彼は、違う。


 確かにあのレオ王子と同じ姿で張り付いたような微笑みを浮かべているけれど、私を見つめたその一瞬の眼差しが全然違う。

 それはあのレオ王子がルカを見つめるのと同じで、そして……私を見つめる伶音れおに似ている。


「このキスの意味を、考えて欲しい」


 ここに連れてこられる前にあった出来事。

 その意味が何なのかを考えて欲しいと、“答え”を望まれた。

 知らず知らずのうちに私は顔がほてってしまい、慌てて俯いて机を見る。

 

 何となく視線を感じるけれど、気のせい気のせい気のせい……。

 そう思っている内に教師がやってきたのだった。







 何を言っているのかさっぱりわからない、というわけではなかったのは良かったように思う。

 但し数学の授業はだ。

 特に先生に当てられることもなく、どうにかそれを突破する。


 ただ問題は、その次の時間は歴史の時間だった。

 この国の歴史と言って、空を飛ぶ魔法使いの戦略により、砦が落とされただの、どこぞのファンタジー小説か何かのようである。

 そんな歴史私は知らないよ、としか言えない状況で、しかも一人ずつ当てていくのである。


 そこで、その教師と私の目が合った。

 しまったと思った思った時教師の瞳がキラリと光り輝く。


「ルカ、この“ツインテールの一揆”があった年を答えよ!」


 【エイゾウリンクカイシ】

 私は速攻で、ルカと映像を同期する。けれど、


「ちょ、や、やらっ」


 何をやっているんですか!? と凍りついたように動けなくなる私だけれどそこで、


「ぁああっ、る、ルカ、から声が……お願い、耳に息は止めてっ、ぁああっ……はあはあ、えっとその問題は、546年だよ」

「546年です」

「正解だ」


 そこで私はそっとルカにありがとうと告げて、映像同期を切る。

 後はどうにか入れ替わり授業を受けるのだけれど、次の時間は魔法実習だったのだけれど……。

 【エイゾウリンクカイシ】

 そんな声が突然聞こえて、


「どうしたのルカ?」

「ごめん……ちょっと今抱きしめられてて動けなくて、ごめん、魔法実習も頼めるかな?」

「え、ええ? ちょ」

「よろしく……ぷつ」


 そう一方的に告げてルカとの通信は途絶えた。

 それよりも私が悩ましかったのは、


「え? この後どうするの?」


 確か魔法実習だけれど……そう私は不安を覚えたのだった。


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