死体
「死体」
深夜0時を回った。
桜「ふぁーーー暇だね、
結局何も起きないんじゃないの?」
皆やることもなく沈黙につつまれてるなか
桜がそうつぶやいた。
もう俺が放課後部室にきてから8時間ほど
経過していた。
このまま何も
起きなくていいのかもしれない。
だか俺の心の何処かで
ほんのわずか何が起きて欲しい
そういうおもいがあった。
なんてことを考えてると
部長のスマホに電話がきた
そう例の観光施設からだ。
どうやら現れたらしい
得体の知れない何かが。
俺達は急いで部室からでて
タクシーを呼びそれに乗り込んだ。
夜で道も空いてたことから
タクシーで、40分ほどでついた。
その施設の入口には3人の男が
車を用意して待っていた。
「待ってました
さあ乗ってください」
施設の人間らしき人物がそういい
俺達は車に乗り込んだ。
そして施設の人間らしき人物が
話してくれた
今に至るまでの経過を
「今日夕方18より少し遅く
19時頃に団体が戻ってきた
そして例の別荘に、案内したらしい
そこから深夜0時頃に施設に
電話がはいり助けてくれとのこと
私はすぐに察しがつきました
やつらが出たと。
とりあえず神棚にあるお札を
部屋のいたるとこに貼るように言ったのだが
いまはどうなってるかはわからない。」
そんな事を話してる最中に
車は例の別荘についた。
そしてその場にいる奴を見て
驚愕を隠しきれなかった。
「死体?」
死体のように腐った奴らが
虚ろな動きで別荘のいたるところを
叩いてる。
1体2体ならまだしも
ざっと俺が見えてるだけでも
10~15ぼとはいる。
別荘の周りは何もなく月あかり
だけでも奴らは見えた。
俺「なんだありゃ」
俺はそう言い車から出れなかった
初めてあんなのを見て
体が動かない。
栞「行くぞ」
栞がそういい「はっ!」
っと自我を取り戻した。
助けなきゃ。
俺はそうおもい
車から飛び出た。
そして俺に続くように
栞、桜、翼が車からおりてきた。
そして俺はポッケに忍ばしていた
サバイバルナイフを取り出した。
俺「どうすればいい」
俺はそう言い栞の方を向いた。
栞「見ればわかるでしょ?
全員でとっかかり奴らの殲滅
私は今回見ての通り周りは森
だからここで皆の戦いっぷりを
見ているわ、何かあればなんとか
応援に行くわ。まっよろしくね。」
栞はそう言い俺はその場から
駆け出した。
「 とてもわかりやすい指示だ
こんな死体ちょろいぜ。」
俺はそうつぶやき
走りながらナイフを
顔の前に持ってくる。
奴らとの距離約10m
俺は奴らの中の1人に
飛びかかるようにして
背中にナイフを突き刺した。
だが奴らは何も無かったかのように
ただ別荘を叩きつけている。
「ふっ、ナイフ如きじゃダメか」
俺はそう笑を浮かべ
奴から距離を少しとり
風の渦を打ち込んだ。
案の定バラバラだ
それでもバラバラの肉片は
動いてる。
正直いってキモイ。
だが結構楽に行けそうだ
そして俺は次から次に
奴らに風の渦を打ち込んだ。
そして俺の視界に入る奴らは
ものの数分でただの肉片へと
姿を、変えた。
まだビクビクと動いてるものの
もう特に支障はなさそうだ。
俺「なんだ、ちょろいな。
こんなものなのだろうか?」
俺はそう言い一旦栞のいる方へと
向かおうとし奴らから背を向け
歩き出した。
栞「ばか!後ろ」
栞にそう言われ俺は後ろを向いた
俺「まじかょ……」
俺はそう言い言葉を失った。
奴らは再生していた。