怪異調査部
「怪異調査部」
またしても翌日の放課後
俺は部室の前に立っていた。
「なんか入りづらい……。」
すると背後から可愛らしい声がした。
「うちの部活になんか用ですか?」
そこには俺の身長よりも25cm
くらいちいさい子がいた。
俺の身長が170くらいだから
この子は155くらいか?
なんておもいながらも俺は口を開いた。
「今日から入部予定の時雨だ
怪異調査部ってのはここであってるよな?」
「あ…はぃ!」
彼女はそういい部室の扉を開けてくれた。
「あら遅かったわね
まぁ、お好きな所に座りなさいな」
「お、ぉう」
俺はそういい部屋にある
ソファーに腰掛けた。
まぁ、なんとも言えないような部室だ
もともとこの建物自体が
今使ってる新校舎が出来る前に
使われてたみたいで、
今じゃこの部活と選択授業で
たまに使われるくらいだ。
この部屋は全てが木造で
周りには古くからありそうな書物の
入った棚がずらっと並んで、
部屋の中央に縦長の机と
それに合わせたであろうソファーが2つ
そして窓際の日当たりのいい
いかにもってとこに栞って子が座ってる
今は俺を合わせて3人
一昨日話したかんじだと
もう1人いると思うのだがまだ
来てないらしい。
「自己紹介と言いたい所だけど
まだ全員揃ってないし
暇だから時雨君にこの
海上都市の出来た本当の理由
教えてあげる。」
そういきなり言い出した栞は
そのまま続けて喋りだした。
「時雨君はこの海上都市が
できた理由は知ってる?」
「俺が聞いたことある話は
昔東京で暴れた能力者を
閉じ込めるために
つくられたとかなんとか。
てか時雨君っていきなりだな。」
「いいじゃない別に時雨君で
まあ話は戻して。
それでもしもその能力者が
実際には捕まってなく
この海上都市にいるとしたら……。」
「いるとしたらって、
まさかそれならニュースとか
なんかで報道とかされてるべな。
それはないんじゃないか?」
「それもそうねでも
これは本当の話
昔海上都市が出来る前に
能力者が突如現れた
最初は警官がどうにか
しようとしたらしいてど
警官もただの人間
相手にもなるはずもなく
そこで国が他にもこの国に
能力者がいるのではないかと
おもい探すと続々と出てきたみたい
そしてみつけた能力者に金を
貢いでその能力者を止めるよう
指示したでもどの能力者も
続々と殺されていった。
もう誰もが無理と思った時
ある者が名乗りを上げた
私なら彼を殺す事は出来なくとも
周りの助けと誰もいない
広い場所をつくってくれれば
彼を封印することはできる。
彼女はそういった。
そして大規模な捕獲作戦が
決行された。
そして彼女がだした条件を
全部みたし造られ封印された場所が
ここ海上都市ユウヘイ・シティーよ。
そしてこのユウヘイ・シティーの
何処かにまだ眠ってる。
この事は国で口止めされてるから
世間一般には知られていない。
だからニュースになることもないし
一般人には知られる事もない
万が一知られても記憶を消す能力者が
この島の中層部にいて知ってしまった
一般人のその時の記憶だけを消すから
消してこの事がもれることもない。
まあそこはちゃんと管理してるみたいよ。
それにいざこの事が一般人に知られると
混乱がおきるじゃない?
それと能力者が確認されてるのは
日本だけなのよね。
それはまだ何故かはわかっていないけど。
まぁ、この海上都市の
真実はこんなもんかしら
また思い出したら話すとするわ。」
彼女はそういい話しを終えた。
そこからしばらくは沈黙が続き
数分後もう1人の部員らしき人物が
現れた。
「さて全員揃ったところで
まずは自己紹介といこうかしら。」
彼女はそういい
まずは自分の紹介をはじめた。
「私の名前は葉桜 栞
今は2年生で部長を
やらせてもらってるわ。
まあ能力はもう知ってるからいいでしょ?
私は基本この能力で
自分の世界を創りその中で
皆んなで犯人と交渉やらでつかう。
そうすることで外にもれるとこを
防ぐ役目ね。
とりあえずこのくらいかな?
それと私のことはしっかり
栞って呼んでね、し、ぐ、れ、君」
彼女は、そう言い次の子が話し始める。
「私の名前は枝垂 桜
今は栞ちゃんと一緒で2年生
ここでは書記的な役目です!
能力は「桜花」桜の花をあやつり
戦う感じです!
漢字で読みやすいので能力名は
覚えやすいですね!
身長は154で小さいですけど
時雨君とつばちゃんより先輩ですからね!
それと私の事は桜って呼んでね!
ぐらいでいいよね?栞ちゃん」
彼女はそう言い栞の方をむく。
栞大丈夫だよと言わんばかりの顔をしている。
そして最後の子が紹介をはじめる。
「はじめまして早乙女 翼
です、今日からこの部活に
入部させてもらうことになりました!
私の能力に名前はないですが
限界突破ですかね?
限界突破は体の一部を一時的に
強化するてきなかんじ!
それと得意なことはハッカーとか……。
情報とか探るの得意です!
それと私のことは翼でいいよ!
よろしくね!」
彼女はそう言い話を終えた
次は俺の番か。
俺はソファーに座りながら
話をはじめた。
「俺の名前は柊 時雨だ
俺も翼と同じで今日から
入部させてもらうことになった。
能力は風を操る能力と時空を
とべる能力はまたの機会で
それと俺のことは時雨でいい
よろしくたのむ。」