決断
「決断」
俺はあの後寮に戻り
自分の部屋を片付けながら
あの時話した事を考える。
「部活か……。」
俺は部活なんか
さらさら入るつもりもなかった。
でも能力者関連と言うと
少し興味がある。
俺は今まで自分以外の能力者は
見たことないだからこそ知りたい。
どんな能力があるのかを
「入ってみるか、部活に」
俺は誰も居ない部屋の中で
ぼそっと呟いた。
そして翌日の放課後俺は
彼女が言ってた屋上へと
足を運んだ。
そして屋上の扉を開けた。
そこにはちゃんと彼女が居た。
「あら、ちゃんと来てくれた。
よかったわ、来てくれないかと思った
で、どう?入ってくれるのかしら?。」
「もう一回ちゃんと教えてくれ。
その部活は何をするのかを
まだ全部話してるわけじゃないよな。」
「昨日言ったのがほとんどよ
そうねぇ、まだ言ってないとしたら
この部活は学校が公認してるのは
確かだけど国からも公認されてる。
まあ極秘にだけどね。
それで1番の目的は能力者の捜査
国には能力者の名前を記載した
能力者名簿があって、まだそれに
載ってない能力を捜す。
時には戦うこともある。
それでもし死んでしまったら
まあそれはそれまでね。
不慮の事故として片付けられる。」
「死んでしまったらって
過去にそんな事あるのかよ、?」
「あるわ、もう、3人死んでる
だからこそ人手が足りない
それに戦うって事は相手が
話も聞かずに攻撃来てきたってこと
それほど危険な奴もいるのよ
だからこそ全てを
把握しなければいけない
でも全員がそうでも、なくて
時には能力を、使って人を助けたり
する人もいるだから国も
そーゆー人達には何もしない。」
「そかそか大体は分かった
それなら俺は……。
「入る」元々自分以外の能力者に
少しからず興味はあったからな。
俺でよければ入れてもらいたい。」
「そ、ならよかった。
大抵の人はこれを話すと
嫌がって入りたがらない
貴方が変わり者で助かったわ、
じゃあ部活内での条件を話すわ
壱・部活名は名乗っていいが
その内容は他言無用
弐・この部活に入ったら
この高校を卒業するまで属する
参・必ず1日1回は部活に顔を出す。
(ただし特別な事例がある場合は除く)
この3つかしら?
もしそれでも、いいならこれに
サインして?」
彼女はそう言い入部届けの紙を
さしだしてきた。
「わかった。」
俺はそれだけをいい入部届けに
サインをした。
「ありがと
それじゃ明日からよろしく
辛い時もあるだろうけど
頑張っていきましょ。
まあ今日はもう遅いし
また明日にしましょ
それじゃ明日の放課後
待ってるわ場所はわかる?」
「あぁ、大丈夫だ
昨日ぶらぶら来てる時に
見かけたからな。
意外とこう見えて記憶力はある。」
「そ、ならよかった
それじゃまたね」
彼女はそう言い屋上から去っていった。