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行き先は
「よいしょっと」
雨の中何とか駐車場にたどり着いた俺達は荷物を積んで車に乗り込んだ。
「さて、ホテルは予約してあるの?」
さすがに初めて来る土地だ、泊まる場所を確保してない訳がないだろう。などと考えていたら・・・
「あっ・・・ハハハ、忘れてた」
「ちょ、泊まる場所探さなきゃじゃん」
俺は呆れながら近くにホテルが無いか脳内で検索を始めた。
「お金勿体ないから泊めてくれない?」
そんなことを言い出した。「いいよ」
あっさり了承する俺。
「よし、決定!それじゃ荷物置きに深見君の家に行こうか。」
行き先が決定した瞬間である。