表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/112

4-18

 ハヤタは腹筋を七十回した後、小休止を取っていた。

 いらつくことがあった日には身体を鍛えることにしている。

 でないとベッドの中でいらいらして、いつまでも眠れなくなるからだ。

 適度に運動すると疲れてよく眠れる。


「ちっくしょう、オードめ……ぜってーわざとやってただろ、面白がりやがって」


 思い出すのは昼食時のこと。

 休みの日は何をしてるのかとか、結局貯めた金は何に使ったのかとか、朝は何時起きなのかとか色々リッコに聞いたのだが、その度にオードが割って入って答えてくるのだ。

 お前には聞いてねえ。

 そう言いたかったが、一緒に食事のテーブルを囲んでいる間柄。むげにもできず、ほうほうと話に相づちを打ってやった。

 相手は魔法使いだけあって、そこそこ物珍しい面白い話も聞けたが、それにしても妨害電波出しすぎだろうとハヤタは思う。

 せっかくのパリ皮ウインナー入りドリアがほとんど楽しめなかった悔しい思い出。

 あと三十回は腹筋をしてからシャワーを浴びて、早いところ寝てしまおう。

 ほどよく疲れてきたハヤタは額の汗を拭って上身を倒した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ハヤタ、オードに対してフラストレーションが溜まっていますね。ハヤタとリッコの会話に割って入ってくるオードも、色々思っていることがあるのでしょうね。 パリ皮ウインナー入りドリア、美味しそうです。作中の…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ