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4-14

「ガラス玉のひとつやふたつなら構わないわよ。ポイントも付くしね」

「ここでの決済の仕組みがよく分からないが、高くなるなら経費で落とせよ。──さて、ガラス玉はどこに売っている?」


 案内板はどこかと左右に目をやるオード。


 そんなものないぞとオードを引き止めるハヤタ。


 リッコはカートに向けて「ガラス玉の売り場へ行って」と告げた。


 すると、カートがひとりでに動き出して三人を先導する。

 太い道を通って奥へ向かい、階段状ではなく坂道になっているエスカレーターで二階へ。

 そこからまた少し進むと、ガラス製品の並んだ売り場に出た。


「それじゃ好きなの選んでよハヤタ! えっと、青い球体が良いのよね? オード」

「真ん丸のならこっちの棚だな。青って色々あるが」

「そうだな。できれば水みたいに透明なのがいい」


 リッコは先にテグスを探してきてカゴに入れた。


 すると『ぽん』と音がした。

 商品がスキャンされた音だ。


 その間もまだ決まらないハヤタのそばまで行って、リッコは彼の手元へ顔をのぞかせる。


「どれとどれで悩んでるの?」

「おう。この気泡がある浅い水色のと、深い青と淡い青のグラデーションのと、どっちも良くてな。お前ならどっち選ぶ?」

「魔法使いの意見としては? オード」

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― 新着の感想 ―
ガラス玉を買うことになった三人の、それぞれの何気ない言葉や仕草からも、打ち解け合っている様子が窺われますね。 気泡がある浅い水色と、深い青と淡い青のグラデーション、どちらも魔法に合いそうなガラス玉で…
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