表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/103

プロローグ

 リッコの住む国では、魔法はソリで空を飛ぶサンタクロースと同じようなもので、存在そのものが夢物語だ。子どもの中には信じている者もいるが、大人になれば物語の中だけのものだと割り切るようになる。

 ただ、外国では国によっては大人でも信じている者も多い。

 特に一部地域では自他共に認める魔法使いが協会を作って魔法の秘匿性を保っている。

 彼ら魔法使いのシンボルといえば真っ先に杖が挙げられるだろう。

 杖さえあれば魔法は使えるだろうか?

 答えは、ノーだ。

 魔法は師弟関係によって代々受け継がれてきた秘密の技法であり、杖持ちの魔法使いが一定数超えて存在しないようにその数をコントロールされている。

 そのため杖持ちの中には時折、特権を得たかに振る舞う不心得者も出るが、大抵は粛正されて杖を没収の上、追放される。

 これは魔法の実在を信じる大人がいないこの国で、ただ一人だけそれを信じている者──リッコが主人公の物語。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ