第五話 ステータス確認と今後の方針
はい、飢えは凌ぎました。オレガンバッタ。
それにしても…………お腹が減るのって、辛いよね……普段なら食べようとしない物も食べようとするもん。
食料確保は最優先だね。また木を齧るのはいやー。
それはさておき、ステータス画面の詳細を見ていこうか。
水面に写る自分の顔を見ながら、『ステータス』!
ーーーーーー
名前 NO NAME
種族 下級竜種・黒鱗種・魔獣種・純竜種
レベル 12/30
剛力 C+
耐久 C
持久 D++
敏捷 C+
魔力 B--
《称号》
転生者
純竜
《状態》
欠損:右翼
ーーーーーー
ふむふむ?これ種族の所は分類なのかな?オレは下級なのか。何か上がってるレベルは爆速鳥かな?あの後死んだのか。呼吸の為に離したから気付かなかった。
名前は……後で考えよう。
ーーーーーー
下級竜種
下級の竜種。最下級竜種が百年程で成長する。
一般的な竜種。
ステータス平均はC。
ーーーーーー
ふむ、特段して強くもなく、弱くもない、と。割りと予想通りだね?
次は……
ーーーーーー
黒鱗種
黒い鱗の竜種。魔力に優れる竜種。また、進化による変容が激しい種でもある。
高い魔力生成能力を持つ心臓にエネルギーを供給するため、種族的に大食らいである。
現在の個体数 1体
ーーーーーー
まってまって、突っ込みどころ多すぎる!
一つずつ確認しよう、えーと?魔力に優れる、いいね!魔法とか色んなの試したいし。
次は……進化による変容が激しい?あれか、進化先のツリーの枝分かれが多いって事か。単純に嬉しい。選択肢は多いに越したことは無い。
んで、と……燃費悪いのか、オレ。食料確保の株が上がり続けてる~……
で、一番の突っ込みどころ、現在の個体数 1体!?黒鱗種オレしかいないの!?絶滅してんじゃん!!
この世界にオレの同族はいない…………別によくない?
いいや、次々。
ーーーーーー
魔獣種
体内に魔石を持つ生物。
魔素濃度の高い地帯では魔石を核に自然発生する。
通常の繁殖と自然発生では魔石のサイズや能力が異なる。自然発生の個体のほうが優秀。
また、繁殖の方は成長の為に自然発生種の魔石を求める。
ーーーーーー
オレが草原の駄獣共に狙われた理由かこれ。オレは自然発生の方っぽいな?
あと自然発生種でも魔石を食えば成長出来そうだな、魔石ゲットしたら食ってみよう。
てかこれ、蠱毒の呪法が簡単に出来そうだな?ヤバそう。
最後に一番気になっていたのを……
ーーーーーー
純竜種
混じり気の無い純粋なる竜種。
純粋な黒竜の血脈。
進化先に大きく影響する。
ーーーーーー
なんたる厨二病感。進化に有利そうなのも最高!自然発生だからかな。ドラゴンが自然発生するのは流石に少ないだろうし、純竜の数は少なそう。
次は称号を見ていこうっと。
ーーーーーー
転生者
一度死に、転生を果たした者。
言語理解能力に補正。
ーーーーーー
あれ、こんだけ?以外としょっぱい…………
次行こ。
ーーーーーー
純竜
純粋な竜種。
竜種に対してカリスマ補正。
ーーーーーー
おお、好感度系?地味に嬉しい。
最後は…
ーーーーーー
欠損:右翼
右翼の欠損。自己再生不可。
治療法の掲示
進化による変容に伴う再生。
ーーーーーー
あぁ~良かった!翼、治るんだ。安心した~!
となれば、取り敢えずの目標は進化だな。レベル上限にすれば良いのかな?