第十一話 厄災と自己進化
ブックマークありがとうございます!
作者の書いてみたかった展開に近づいてきたので、一話ごとの文字量が増えて、その分投稿頻度が落ちると思われます。
後リアルで忙しく、なかなか時間がとれないので執筆が遅くなります。
ご了承下さい。
『その場の勢いで気絶させて持ってきちゃったけど……これ、どうしよう……?』
途方に暮れるオレ、そして気絶している人間のおっさん。場所はフィリフィス大森林深奥部のアウムドの森にオレが造った寝床だ。
…………あぁそうだよ連れてきちゃったよどうすんだよこれぇ!?
『…………ステータス確認しよっと』
結論、めんどくさい物には蓋をしよう。だって面倒だもん。
さらっとおっさんの存在を忘れつつ水鏡を生成、そして『ステータス』っと。
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名前 エレフセリア
種族 下級竜種・黒鱗種・魔獣種・純竜種・白狼種
レベル 30/30 進化可能
剛力 S+ ☆
耐久 B-- ★
持久 A
敏捷 A++ ☆
魔力 S++ ☆
《称号》
転生者
純竜
厄災
変異種
《状態》
欠損:右翼
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おーおー、随分変わったなぁ。まずは種族から見ていこうかな。
『ステータス詳細、種族、白狼種』
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白狼種
白い体毛を持つ狼種。原初の狼である神狼に最も近い種。
神狼を除く狼種の中で最も物理戦闘に長けている。
氷を纏って武装し、誇り高く戦うその姿から[気高き純白]ととも呼称される。
剛力、持久、敏捷、魔力が高いが耐久が低い。
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おおう、なんか……すごい種族だぞ?気高き純白だってカッケェ!オレ黒竜なのに!?
でもなんで白狼種なんて生えてきたん?狼要素どっからきたよ?
…………次いこ次々。
『称号、厄災、詳細表示』
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厄災
※※をも※らす※※※※※の祝福。
進※先に大※※影響※る。
「※※※※※※」
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うーわぁー…………うわぁー…………えー…………えぇーー……?
………………次いこ。
『変異種、詳細表示』
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変異種
本来ならば持ちえない特性を獲得した個体である証。
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良かった普通だ。いや普通じゃない証なんだけど普通だ何度でもいうが普通だマジでよかった何なん?あれ?文字化けしてるしなんかメッセージあるし進化先に影響するみたいだしもーやだやだ嫌な予感しかしないこれいい予感?なわけないだろ張り倒すぞしかも祝福とかこれもー完全に邪神の祝福とかそれ系だろロクなことにならないやつだろマジフザケンナまだ進化一回もしてないんだぞこれから先進化する度にヤバさがトップスピードで加速するだろこれ絶対あーーもーーフザケンナァァァァァァ!!!!!
…………この邪神(仮)、殺そう。絶対殺す必ず殺す間違いなく殺す殺す殺す殺す。殺して殺して殺す殺してやる。
よし、決定。目標は邪神(仮)殺し。何処にいるかしらんが探しだして殺そう。殺す理由?イラついたから。殺す理由はそれだけで十分過ぎる程だ。
あーだめだムシャクシャする、ストレス発散に行こう。あー人間、きみはもっと気絶していて?はい、雷魔法、どーん。おービクンビクンしてる。よし。いってきます。
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『はースッキリしたー!』
うーん!ストレスフリー!サイッコー!やっぱりストレス発散は大事だね!ストレス発散の為に森が一部焼け野原になったけど多少はね?
『さて、ステータス確認の続き続き、っと、ステータス詳細表示、ヘルプ、星マーク』
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☆★の解説
☆は限界突破可能な上限です。努力次第で更に上を目指せます。
★は成長限界です。それ以上は成長しません。
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オレの耐久、成長限界が来んの早くね?気のせいかな……新しく生えた種族に原因がありそうだけどねぇ、よくワカンナイヤ!
でも、突破可能とはいえ、成長限界かぁ……
『……自己進化するか?リスクが高いが時間もないし……』
現在は其処で気絶している人間、あれが偵察にきているとのだとしたらもう猶予は殆ど残ってないはずだ。じきに討伐隊みたいなのとかがオレを殺しにくる。
返り討ちにすればいいように聞こえるだろうが、人間相手では悪手だ。百人で駄目なら千人、千人で駄目なら万人と桁が増えていく、そうやって数で強者を押し潰す。それが人間の厄介な所だ。そりゃあ何時かは絶えるだろうが、絶える前にオレが力尽きる。
今のオレは、実は結構追い詰められている。時間が無さすぎるのだ、このままでは。
『……やるかぁ……気は進まないけど……』
もしかしたら、厄災が変なちょっかいをかけてくる可能性が高い。だが進化は現在の状況では必須事項、避けては通れない。
『ふぅーー…………心臓に闇属性付与、全身に闇属性魔力循環開始、全細胞に闇属性魔力による変異を開始、全身の筋肉と神経系に雷属性魔力による強化開始、水属性魔力による血流の強化開始、風属性魔力による呼吸補助開始、火属性魔力による体温の操作開始。さてと状況は整えた、何が起こ?る?ぇ?ギィイィグァァァアァアアァ!!!なんっ!!!でぇぇぇぇぇぇ!!!?』
全身に様々な属性による過剰強化を施してから、数秒と経たずに全身に想像を絶する痛みが走る。これで二度目だが、明らかに前回よりも痛みが酷い。比べ物にならない程だ。
『いだぁぁぁがぁぁぁぁいだいぃぃぃいぁぁぁ!!!!いだイィぃぃ!!!!いだいぃよおぉぉぉぉおおおっ!!!イグァっ!!ぅぁがぁぁぁぁぁ!!!!』
絶叫する。ただただ絶叫する。それ以外にできるであろう事は痛みの前に消し飛んだ。既に眼は見えない。機能してるかも解らない。痛い、それ以外が無くなった。
『アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』
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個体、エレフセリアの進化フェーズに異常を確認。直ちに修正を開始……対象に※※※※※の祝福を確認。修正を棄却。
対象のレベルを確認。
対象の経験を確認。
対象のステータスを確認。
対象の称号を確認。
個体、エレフセリアの進化を開始します。
個体、エレフセリアに限定的アクセス権を付与します。
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『ア、ァァ…………』
オレは、やっと意識を失えた。




