女剣士ソヨカゼ
―――――――――――――――――――
【剣士ソヨカゼ】が仲間に加わった!
―――――――――――――――――――
◇◇◇
「うおおおっ!? なによこの展開ッ!? こんなイベント知らないんですけど!?」
竜骨火山攻略にクニキリを選ぶと発生するのか、それともこの『お兄ちゃんが転生したことで変化した世界』特有の出来事なのか。
よくわかんないけど、こんな序盤でソヨカゼと共闘できるってのは相当熱い!
ソヨカゼは強い。それはもう反則級だ。敵として現れたらまず倒せない。九割方こちらが死ぬ。そして、通常プレイであれば、直前のセーブポイントをロードしてそれまでの時間と労力を無駄にする羽目になるのだ。
ソヨカゼが現れたときは、「あ、クニキリ死んだわ」と無意識に呟いていた。魔王軍幹部の中でも(現段階では)最弱のクニキリではどうあっても太刀打ちできない。こんな序盤で、こんな田舎ダンジョンの、しかも第一階層なんかに出没すんなよ、と正直恨めしくも思ったが、なぜかそこから雑魚モンスターを薙ぎ払ってクニキリに道を作り始めた。
そして、宝箱を開けて出てきたトラップモンスター【ゲヘナゴレム】の攻撃をクニキリに代わって受け止め、一言。
『助太刀致す。――君は生かしておくほうが良さそうだ』
ちょ!? 何がどうなったらそんな展開になるの!?
カッコイイんですけど!?
私には何がなんだかわからない。ゲーム世界では別の思惑が進行しているのだろうか。ともかくソヨカゼがこんな行動に出るのは、ちょっとどころかかなり予想外で、お兄ちゃんの策略を勘繰ってしまうのだけど、……ああ、そんな疑念も瑣末な問題。私はかつてなく興奮していた。私は今、かなり興奮している!
ソヨカゼが仲間になるのはゲームだとかなり後。物語のほぼ終盤だ。魔族と人類が一致団結し、一緒に神を討伐しに行くときにようやく使用キャラに加わる。
ラストダンジョン辺りからだから、先が短いためその強さをあまり堪能できないんだよなあ。レベル上げの楽しみもあまり無いし。
なので、こんな序盤で仲間になってくれるのは、いやもう、奇跡! って感じ!
「うおおおお! ソヨカゼが仲間になった! マジやべえええ!」
お兄ちゃんエフェクトのせいなのかとか、隠しイベントとか裏技だとか、も、どうでもいい! 今はこの展開に感謝だ! いやあ、楽しくなってきたなあ!
最強クラスの剣士がいればこんなダンジョン攻略したも同然よ!
先に進んでやろうかしら。第三階層くらいまでなら行けんじゃね?
とか考えていたら、
「……あ、ソヨカゼ勝手に動いてる……」
操作できるのはクニキリだけだった。……NPC扱いかよ。――んだよ! 期待させやがって!
まあ、いいや。ソヨカゼが護衛してくれるっつーんだから、下手な手を打たない限りクニキリが死ぬことはないだろう。
【引き返す】のコマンドの使用に必要なHP『10』がクニキリにはない。さっきの【ゲヘナゴレム】の一撃でもはや虫の息だ。ダンジョンから出るにはスタート地点まで戻らなければならない。
でも、ソヨカゼがいれば大丈夫。
私はせいぜいこの展開を楽しむとしますかね。
――――――――――――――――――
クニキリ LV.2
HP 8/52
MP 9/9
ATK 20
――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
ソヨカゼ LV.11
HP 480/480
MP 76/76
ATK 98
――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
ゲヘナゴレム LV.10
HP 500/500
ATK 55
――――――――――――――――――――
◇◇◇
ゲヘナゴレムの拳を打ち払い、二人して後退し一旦間合いを置く。
『てめえ、どういう風の吹き回しだ?』
『単なる気まぐれだ。君こそ、逃げるには絶好の機会だったのにどうして私に付き合うのだ?』
思惑どおりにソヨカゼとゲヘナゴレムがぶつかり合った。その瞬間こそ脱出の好機であった。にもかかわらず、なぜクニキリはソヨカゼに付き合ってしまったのか。
面食らい足が鈍ったということもあるが、今こうしてソヨカゼと肩を並べてゲヘナゴレムに刀を向けている理由にはならない。
『……気が変わった。言っただろ。ここは魔王様の縄張りだってな。魔王様に仕えぬ無礼者は誅せねばならぬ』
『このモンスターを倒す気か?』
『助太刀してくれんだろ? 拙者は成果主義で過程は特に気にしねえ性質だ。てめえが協力するってんなら遠慮なく利用させてもらう』
『……前言を撤回する気はないが、断ると言ったらどうするつもりだ?』
『逃げるさ。ったりめえだろ?』
『ふっ。なかなか面白い奴だな、君は。情けない台詞もそうあっけらかんと言われてしまうとそれはそれで丈夫のように思えてくるぞ。君は戦士でなく策士なのだな』
『いいや、忍だ』
『そうか。ならば私は剣士だ。斬ると定めた以上、事を為すまで刀を鞘に戻すことはできぬ』
『難儀だな』
『お互いさまだ』
ソヨカゼは懐からポーションの瓶を取り出してクニキリに投げつけた。服用すればHPが『50』回復する。今のクニキリなら全回復する効力を持つ。
『使え。瀕死の者を庇いながら戦えるほどこのモンスターは弱くない』
『足手まといになる気はねえ。遠慮なく使わせてもらう』
――――――――――――――――――
勝利条件【ダンジョンからの脱出】
――――――――――――――――――
『行くぞ』
クニキリとソヨカゼが同時に動く。クニキリは後ろに、ソヨカゼは前に。
クニキリがクナイをゲヘナゴレムに投げつける。中距離の敵にダメージを負わせられるが、攻撃力は低い。
ゲヘナゴレムにダメージを与えた!
『3』
しかし、この投擲は必殺ではなく敵の意識を外す罠。ゲヘナゴレムの両目に二本のクナイが寸分狂わず突き刺さり、その隙をソヨカゼが衝く。
「――――フッ!」
ゲヘナゴレムの懐に潜り込み、
静。
瞑。
抜刀。
ッ、ッ、ッ――――!!!
ほぼ一瞬のうちに三回斬り結んだ。目に追えぬ者には鍔が上下しただけにしか見えなかっただろう。カチリ、と鍔が鞘にぶつかったとき、ようやくゲヘナゴレムの体に三本の亀裂が走った。
『60』のダメージ、
『22』のダメージ、
『9』のダメージを同時に与えた!
――――――――――――――――――――
ゲヘナゴレム LV.10
HP 409/500
ATK 55
――――――――――――――――――――
『――む。意外と硬いな、君』
『こっちだ! デカ物相手に狭いトコだとこちらが不利だ! 戻るぞ!』
『相分かった』
ソヨカゼが素直に従う。クニキリの動きにぴたりと合わせてきた。
ソヨカゼならば逃げずとも、そして地の利がなくとも、ゲヘナゴレム程度の相手ならばこの場で倒せるのかもしれないが、それでは効率が悪い。
敵はゲヘナゴレム一体だけではない。退路を埋め尽くす下級モンスターたち。ゲヘナゴレムに感けていると、その隙に増殖したモンスターたちに囲まれてしまう。
退路を確保しつつゲヘナゴレムを倒すのだ。
『ダンジョンの入り口まで後退しつつ、奴にも付いて来させるんだ。奴の巨体が盾となって背後のモンスターを足止めする』
『なるほど。そして私が後ろの巨人を相手にし、君が行く手を阻むザコを掻き分ける。そういうことだな』
『――ああ、そうだ』
クニキリは密かにほくそ笑む。
◇◇◇
クニキリを移動させると、ソヨカゼとゲヘナゴレムが付いてくる。クニキリの移動範囲は広いからどんどん置いて行けちゃうんだけど、それだと共闘している意味がない。
HPが回復してるので【引き返す】のコマンドならいつでも使えるんだけど、それももったいない。
せっかくだしね。ソヨカゼをじゃんじゃん利用してやろう。
クニキリがダメージを負うと即座にソヨカゼがポーションを使って治癒してくれる。至れり尽くせり。ソヨカゼ、ちょーいい奴。強いし速いしカワイイし。何だよ、くそ。仲間になってくんないかなー。
…………
仲間じゃないなら、敵だよね。
「ふへへへへ」
◇◇◇
宝箱があった脇道から洞穴の本道に戻ってきて、入り口に向かって走っていく。
ソヨカゼは追ってくるゲヘナゴレムを挑発しつつも一定以上近づかせない。
ゲヘナゴレムの攻撃。口から溶岩流を吐き出した。噴石が混じったマグマはあたかも隕石落下のように地面に孔を穿つ。直撃すれば武人・エトノフウガ族であっても只では済まない。
それを――ソヨカゼは涼しげにひらりとかわす。クニキリの様子を窺い、周囲の雑魚モンスターにも気を配り排除していく。彼女をてこずらせるほどのモンスターはこの第一階層にはいないようだ。一斉に飛び掛かったところで傷一つ負わせられるかどうか。
『――――っ』
そのとき、ソヨカゼは完全に虚を衝かれた。
真横から石飛礫が顔面目掛けて飛んできた。それをすんでかわす。
横目に石が飛んできた方向を確認するも、そちらに敵の気配も石が弾けた様子もない。
では、この石飛礫は一体どこからどうやって飛んできた?
背後。
『ッ!?』
振り向きざまに刀を振るう。真っ二つに切断されたのは下級モンスター【仔火竜】だ。
モンスターと言えども感情があり意志もある。獣と一緒だ。闘争心があればそれは気配になって現れる。いくら息を殺そうともエトノフウガ族に隠しきれるものではない。
しかし、今のは直前まで気配が掴めなかった。すなわち【仔火竜】は自分の意志で飛んできたのではない。モンスターを掴んで投擲したのだ。
誰が?
決まっている。
『おい。どういうつもりだ?』
ソヨカゼの眼前を、背中を見せて走る忍者に問う。
『…………』
クニキリは黙ったままひたすら走っている。本道に入ってからは一度もこちらを向かなかった。信頼して背中を任せてくれているものと思ったが、今にして思えば不自然だ。魔族の者がこうも簡単に人間に気を許すわけがない。
ならば、答えは簡単だ。
どさくさに紛れてソヨカゼを倒す気でいるのだ。
『私があのデカ物に気を取られているその隙を突く算段か。ここまでが策略だったとするならば恐れ入る。退路を確保し、デカ物を仕留め、さらに私までをも亡き者にする。一石三鳥というわけだ。よく考えたものだな。だが、残念な報告だ。三つ目は叶わない。なぜならば、今の君では私を倒すには力不足だからだ』
『よく喋る女だぜ』
ぼそりと吐き捨てる。
瞬間、クニキリの姿が地面の影と同化して、消えた。
『――――はっ!?』
『こっちだ』
真上から二振りの短刀で十字を結ぶ。
即座に刀で受け止めたソヨカゼだったが、その顔には困惑が浮かぶ。
なぜ攻撃してくるのか。
そしてそれよりも、どうやってソヨカゼの間合いにこうも簡単に入れるのか。
『君、どんな魔法を使った?』
『違うな。忍法と言ってくれ』
◇◇◇
クニキリの隠密スキル《影走り》――一定時間内フィールド上のどこに居ようとも敵に捕捉されなくなる能力だ。ただし、クニキリと隣接するマスに入った敵には気づかれてしまう。
つまり、敵にこっそり接近できても攻撃するときには気づかれちゃうというかなり中途半端なスキルなのだ。
本来は瀕死状態のときに隠れてやり過ごしたり、クニキリを一人先行させたいときに使用する。こうした攻撃の起点とするのは使いどころとしては間違っているのだろう。
でも、せっかくだもんね。ソヨカゼだけを相手にしたいから、他の雑魚モンスターには気づかないでいてもらわないと。
ソヨカゼは素早くて強い。物理攻撃は避けるか弾くかされるのでダメージを与えるのは激ムズだ。一周目プレイ時は、レベル30を超えたくらいからようやく攻撃が当たるようになった。それまではまったく相手にならなかったのだ。
でもね、たとえダメージ『0』でも『相手をしてくれる』だけで経験値は貰えるのだよ。
さあ、ソヨカゼさん。
クニキリのレベル上げに付き合ってもらいますわよん♪
◇◇◇
後退しなにクナイを投げる。もちろんソヨカゼには通用しない。
敵対行為と見做したソヨカゼが、クニキリに反撃を開始する。
だが、
『――――くっ』
ゲヘナゴレムがソヨカゼに攻撃を仕掛ける。気配を絶っているクニキリには気づかない。雑魚モンスターもソヨカゼにのみ殺到する。
あらゆる波状攻撃を簡単にいなしてきたソヨカゼだったが、だんだん苛立ち始めた。
『ええい、邪魔だな。――――ぬっ!?』
キンッ!
クニキリの短刀を刀で受ける。鍔迫り合いはしない。すぐさまクニキリの影がスーッと暗がりの中へ消えていく。
そして再開されるモンスターたちによる波状攻撃。
陽動をモンスターに任せ、ここぞという隙を突いてクニキリが一撃を加えてまた身を引く。それを何度も行いソヨカゼの体力を奪いつつ、出口にも近づいていく。
二合。
三合。
しつこいくらいに繰り返す。
『このような戦法があるとはな』
ソヨカゼは本気で感心している。己と相手の力量差を見極めているからこそ出来る姑息な手。しかし、卑怯とは思わない。クニキリの最大の武器はこれら策謀を可能にする忍術に他ならないからだ。
これこそ奴の本気。
これこそ真剣試合。
であるならば、ソヨカゼがすべきは磨き上げた剣術でもって正面からこの状況を打破することだ。奴の本気にはこちらも本気で応えねば。
まず倒すべきは――――背後のデカ物からだ。
『――――フウッ』
息む。丹田に氣を充満させて内側から一気に爆発させるイメージ。内功は指の先、爪の先、刀の切っ先にまで神経を通す。空気の振るえが感知領域内すべての動きを伝達する。
見えていなくても相手の位置も動作も視えている。
スキル発動。
《明鏡止水》――行動を制限する代わりにどんな攻撃にも対応する。カウンター待機。
《凡事徹底》――集中力を高めることで気力ゲージを瞬間的にMAXにする。
《剣ノ極意》――ソヨカゼが攻防の止揚に掲げた観念『花鳥風月』を発現させる。
ゲヘナゴレムが迫り来る。振り上げた拳をソヨカゼに打ち付ける――!
爆音。
しかし、視えている。
ゲヘナゴレムの拳は地面のみを叩き付けた。再度懐に入り込んだソヨカゼは、ほぼ無意識のうちに必殺の一撃を繰り出した。
剣術スキル《肆型・月数を貫かんとす》――!!!
発動したのは《卯月》のみ。
寸分の狂い無く同じ箇所に四度刃を奔らせた!
『102』のダメージ、
『122』のダメージ、
『146』のダメージ、
『163』のダメージを同時に与えた!
『ゴオオオオ……ォォオォオオ……ォォ……――――』
ゲヘナゴレムの断末魔。
巨体を支えきれず前のめりに崩れ落ちていく。
一番厄介な敵を倒した。
次は、
『喝ッ!』
雑魚モンスターから戦闘意欲を失わせる。ソヨカゼの圧に押された雑魚モンスターたちは一斉に身動きを止めた。
『さあ、後は君だけだ』
クニキリの姿がない。
また影に潜ったか?
『?』
クニキリは【引き返す】のコマンドで一足先にスタート地点に戻っていた。
『…………』
戦闘終了。
◇◇◇
「いよっし! クニキリのレベル上げに、レアアイテムも無事ゲット! ミッションコンプリートだぜ!」
『クニキリのレベルが1上がった!』
『クニキリのレベルが1上がった!』
『クニキリのレベルが1上がった!』
クニキリはレベル5になった!
さらに、ダンジョン攻略の戦利品は以下のとおり。
【マグマの壷】×1
【黒曜石】×12
【鋼】×3
【マグマナイトの剣】×1
【ゲヘナゴレムの遺体】×1
【炎の化石】×15
【水晶】×3
【ドワーフの盾】×2
【ポーション】×4
【魔法の実】×1
【砂漠ダンジョンの地図】×1
まあまあだね。
目的の【マグマの壷】も手に入れたし、言うこと無いね!
「ゴドレッドの失敗分は取り戻せたかな? まあ、あっちはまた挑まないといけないんだけども」
とにかく、一歩前進だ。
◇◇◇
洞穴の入り口に戻ってきたソヨカゼを、クニキリが出迎えた。すぐに退散できる距離を保ちながら。
呆れ果てるソヨカゼに、クニキリが言う。
『百年以上眠っていたせいかまだ勘を取り戻せていなくてな。てめえのおかげでいい訓練ができたぜ。ありがとよ』
『回りくどいことを。……だが、君という魔族を知れたのは私にとっても大きい。次からは気をつけよう』
クニキリをこの場で仕留める気は毛頭ない。そのつもりなら洞穴内で済ませていた。それはクニキリも察している。なので、問答の必要はない。
不意にソヨカゼが口を開いた。
『アンバルハルで異変が起きている。君たちの仕業でないとするなら、人間側に何らかの異物が紛れ込んだようだ』
『? どういうことだ?』
『君たちが眠っていた百年余り、こういった展開は起きたことがない。魔王復活が契機であることは間違いないが、どうにもキナ臭い』
『…………』
『エトノフウガ族は敵を見定めている。君はどちらかな?』
ソヨカゼが立ち去る。
その背中に、
『國切』
『ん?』
『拙者の名だ。二度は言わぬ』
『そうか。ではまた会おう』
クニキリとソヨカゼ。
ここに奇妙な縁が結ばれた。
◇◇◇
アーク・マオニー君が喜び勇んで現れた。
『――魔王様♪ 東域アンバルハルに勇者の波動を確認したよ♪ どうします?』
新たな勇者がまた一人誕生した。
でも、これは既定路線。
アテアと戦う前の前哨戦だ。
「いいよ。そろそろ本編シナリオも進めておかなくちゃ。お兄ちゃんだってヤキモキしている頃だろうしね。いい加減、可愛い妹の顔を拝ませにいきますか!」
画面右上に表示された【次のシナリオに進む】というシミュレーションパート強制終了ボタンをクリック。
さあ、いよいよ。
ううん、ようやく、かな。
魔王降臨の本編シナリオが動き始める――!
――――――――――――――――――――
【第一章 東域アンバルハル侵略戦③】
――――――――――――――――――――
「③かあ。それもそっか」
本来だったら、プロローグが終わってチュートリアルがあって。
【アコン村】を占領した後、王宮からの見回り兵を討伐するのが①で。
辺境の村々を順次侵略するのが②。
どっちも展開が変わっちゃったからなあ。
で、ようやくゲーム本編通りの戦いができるわけだ。
③は――初めての勇者戦、第一ステージ「VS羊飼いバジフィールド」だ!
バトルフィールドに幹部を四人も投入する中ボス級討伐クエスト。
ぞくぞくしてきたあ!
「行くよ。お兄ちゃん」
さあ、殺しあおう。
お読みいただきありがとうございます!
よろしければ、下の☆に評価を入れていただけると嬉しいです!




