表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

起きろゴラア!!!

「先輩、先輩ー」 どんどんとドアと叩く

「ったく、まだ寝てるなこりゃ もう行かないと遅刻なのに」ドアノブに手をつける


ガチャ 

(うわっ 不用心すぎるでしょ。。。)



「入りますよー」 


私の目の前にあったのはゴミゴミゴミ ゴミの山だった。


飲みかけのペットボトル カップラーメンの容器 無造作に積まれた漫画 雑誌 あとなんか 変な形をしたマイクみたいな 機械?


なんというかすごく匂う



「あーもう」 窓の方に行き換気する

ガララという音とともに明るい日が部屋に差し込む。

これで匂いは少しはマシに・・・



「うぅ・・・」 窓のそばにあるベッドから声が聞こえる

 

もぞもそと毛布が蠢いている



「先輩もう朝ですよこのままじゃ遅刻です」


「・・・・・・あと5分」


「5分もしたらとっくに遅刻ですってば」


そういながら毛布をひっぺがす。

「ぬわっ・・・・・何・・」

すごいめでこちらを睨んで来る


酒くさ



「一応聞きますけど。。。。。きのう何時まで飲んでたんですか」


5秒ぐらい沈黙があった


「さっき」


「え?」


「さっきまで・・・飲んでました・・・多分・・・だから仕事には行きたくないです・・・すんません・・・」


そんなことを言いやがる。

はー?さっき?



「てか・・・吐きそう・・・」


確かに顔がやばい 涎が出てるし目が虚で今にも吐きそうだ 体がプルプル震えてる


「えっいや やめて 吐くならなんか袋・・」

私は周りにある袋を探した


ない


なん・・・でこんな時に限って袋とかないんだよ!


この人いつもコンビニで買ってるから普通袋も一緒に買うだろ・・・!



はっ・・・・!!!!


いつぞやに先輩と一緒にスーパーへ買い物に行った時のことを思い出した



「袋はおつけいたしますか?」

「あ、お願いしー・・・」


「いやいらないですマイバックがあるので」

ドヤる先輩


「先輩 エコバックとか持ってるんですね」


「ふっ まあね 私ほど環境のことを考えてる人はいないよ」


「ふーん」



そんなやりとがあった記憶がなくもない


まさかまだ続けてるとは。。。!



そんなこんなでこの人の家にはビニール袋がない。


「もう。。だめ。。。。ああああああ 出ちゃう・・・やだよ!!!こんな歳になって。。。。ゔっ。。。」


刹那 私は手をお椀の形にして 先輩の前に出してしまった



ウェええええええええ????



何やってんのわたしぃいいいいいい!!??????





うぼろおおおおおおおおオロロロロロロロロロロ





「ぎゃあああああああああああああ!!!!」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ