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カルミナント~魔法世界は銃社会~  作者: 不和焙
第三章 藍の鳥は届かない
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第四十話 千秋楽

 ――三日前・病院――


 ハウンドは独り、家族の側に寄り添う。

 病魔に苦しみ、呼吸器無しでは生きられない状態。

 身体中を蝕む毒素が魔力と体力を削ぎ落とす。


「ッ……何で、何でコイツらなんだ……!」


 ハウンドは額に合わせた拳を押し当て、

 唱えるように何度も何度も口ずさむ。


「殺し合うのは俺とでいいだろ……!

 家族は関係無ぇ……俺の家族を巻き込むな……!」


 美味しい美味しいと食事を楽しむ息子。

 心底嬉しそうに料理に力を入れる妻。

 ハウンドを支えて来た『幸せな家庭』。


 この家庭を守るためなら悪役にだって撤しよう。


 そう思えるくらいの心の支えが、

 実は悪意に満ちた病による味覚障害の結果だった。

 そんな終幕をハウンドは受け入れられない。


(もし本当に領主が『悪』なら俺はあの革命に……!)


 憎しみの感情がその目に宿る。

 復讐の鬼となり殺し合いに身を置く羅刹と成り得た。

 その時――


「封魔局員の……アルガー・ハウンドだな?」


 若い男の声が届く。振り返ると長身の男性。

 ハウンドにとっては初対面だったが、

 その服に施された会社のロゴで身元は分かった。


「製薬会社の……息災か。」


「会長秘書イリエイムです。貴方にお話が。」


「話? 爆破事件ならジャックって奴が追う。」


 ハウンドはイリエイムから目線を逸らす。

 会長の暗殺により息災が慌ただしいのは理解出来るが、

 それに配慮するほどの余裕は今の彼には無かった。

 しかし、イリエイムは予想だにしない言葉を言い放つ。


「いえ、貴方の家族についてです。

 そこの方々ですが、一度――死んでもらえませんか?」


「…………は?」


「貴方の家族に死んでもらいたい。」


 ハウンドは怒りに任せ飛びかかる。

 自分でも思い出せないほどの語彙と共に、

 イリエイムに掴みかかり罵声を浴びせた。

 だが、そんなハウンドをある人物が止める。


「ま、待ってください! ハウンドさん!」


 それは封魔局の仲間、アランだ。

 イリエイムの背後から二人の間に割って入る。


「イリエイムさんもきちんと順番に説明してください!

 今の言い方は誤解されて当然ですって!」


「アラン!? …………誤解だと?」


 ハウンドは力を抜く。

 対するイリエイムは胸元を払うと再び口を開く。


「失礼した。ついつい結論を急いでしまった。

 ではまず、この病のワクチンが()()()()()()します。」


「な!? そ、それは本当か!?」


 ハウンドは一転してイリエイムに縋る。

 そんな彼にイリエイムは静かに、と指を立てた。


「正確にはワクチンというより解毒剤ですがね。

 完成すればこの街全ての人間を救えるでしょう。」 


「そうか……!」


「しかしただ解毒剤を配るだけでは駄目だ。

 真にこの街を救うためには『病原体』の排除が必須。」


 その言葉にハウンドは反応した。

 病原体。即ち、この街に病魔を放った真犯人だ。

 ハウンドは藁にもすがる思いで持ちうる情報を出す。


「今、貧民街で革命の動きがあるぞ!

 彼らはその病原体を領主だと断定している!」


「えぇ、その動向は把握しています。

 しかし真の病原体は領主クレマリア公では無い。」


「――! なら一体誰が……!?」


「具体的に誰か、は不明です。なので今回は――

 その革命の混乱を利用し、()()()()()()()()()()!」



 ――現在・病院――


 ハウンドは作戦に従い家族を()()()殺害した。

 もちろん本当に死んだ訳では無い。

 死亡の情報のみを広く流し、敵の目を欺いたのだ。


「薬が届いたぞ! 急いで全室に配れッ!」


「アナタ! アナタ!? あぁ良かったぁ……!」


「お、俺は……! まだ生きていいのか……?」


 院内の至る所で歓声が上がる。

 抱き合う家族。手を握る医師団。

 病魔に打ち勝ったことを泣きながら喜び合う。



 ――領主邸――


『で、あるからして……

 現在既に、院内全ての患者には解毒剤を投与した。』


 イリエイムの声が邸内に轟く。

 それは廊下の朝霧、邸内各地の革命軍たち、

 そして式場にいる全ての人間に伝わった。

 もちろん、領主の部屋のホーネウスたちにも。


「薬が出来たのか……! おい、貧民街はどうなる!?

 俺たちの分の薬もちゃんと足りるんだろうな!?」


「心配するなホーネウス。そのためのイリエイムだ。」


 会長秘書イリエイム。祝福の名は『複製工場』。

 彼が内部構造を熟知している物品に限り、

 魔力を物質に変換し複製することが可能となる。


「奴の祝福を以てすれば例え患者が増えても対応出来る。

 地下都市に溜まった毒ガスの浄化を併行しながらな。

 それに……病を放ちやがった病原体も発見出来たッ!」


 ハウンドはショットガンを構え殺気を放つ。

 衛兵たちとの戦闘中も武人の覇気があったが、

 今の彼はそれよりも数段恐ろしい気迫だ。


「ハウンド……さん。アンタら何時気づいたんだ?

 犯人がクレマリア公じゃなく別にいると?」


「俺は……いや俺たちは()()()()()だけだ。

 俺らという役者でこの舞台を整えた脚本家は別にいる。」


「なら、そいつは何処に?」


 その質問に答えようとした時、丁度無線に通信が入る。

 イリエイムと解毒剤の護衛役をしていたアランからだ。


『ハウンドさん! 良かった、やっと繋がった。』


「おう、アラン。ご苦労だった。

 電波障害があったみたいだな。で、要件は何だ?」


『――目覚めましたよ、貴方のご家族。』


「――!!」


 ハウンドは目を見開き停止する。

 やがてその瞳は歪みだし、熱い何かが込み上げた。


『今は体力が回復するまで眠っています。』


「そうか……! そうか……!!」


 堪らず眉間に手を押し当てる。

 それでも止まらぬ熱い何か。

 ハウンドの口元は自然と緩んでいた。


「了解した! お前もすぐ領主邸(こっち)に向かえ。」


『了解!』


「……よし、じゃあ俺たちも向うとするか、ホーネウス。」


「? 何処に?」


 ハウンドは振り返る。

 ショットガンを片手に悪ガキのような笑みを見せながら。


「脚本家に会いに……

 そしてこの演劇を終わらせに――式場へ!」



 ――式場――


『これにて病魔は去った。我々は打ち()ったのだ!』


 イリエイムの放送が終了する。

 それを黙って聞いていたグラシャラボラスは

 口元をピクピクと動かしながら震えていた。


「何年……掛けたと! この計画にィッ……!」


 悪魔は吹き飛んだ腕を拾い上げ、傷口に押し当てた。

 やがて禍々しい魔力に包まれたかと思うと

 取れた腕は再び繋がり、問題無く動き始める。


「っ……! そうか……アラン君が戦った爆弾魔も……

 それにこの魔力! あの時に視た()はコイツの!」


 アリスは血を止めながら合点する。

 彼女の中で今までの一連の事件が繋がった。

 そんな彼女に、グラシャラボラスは敵意を向ける。


「許サ、ん! 許さン! ユルさん! 許さん!」


「させるかよ!」


 アリスに向かった魔の手をジャックが蹴り飛ばす。

 式場の中央へと悪魔を押し退け、対峙した。

 ジャックの手には二丁拳銃。悪魔の周りには血の槍数本。


「ジャック・ハーレーッ……!」


「……俺が相手をしてやる。暗躍者ッ!」


 二人は式場中央にて激突した。

 それと同時に会場から、戦いから逃げ出す観客たち。

 マナやルシュディーのような一部の人間以外は消えた。


 そんな中、結界に閉じ込められたミストリナは

 同じく閉じ込められたラインハルトに語りかける。


「いよいよ、この演劇も大詰めだな。()()()。」


「そうだね、主演女優。」


 ラインハルトはそう呟きながら、

 結界にそっと手を当て寂しげに笑った。

 そんな彼にミストリナは続ける。


「あの時、この話を持ち掛けられた時は驚いたよ。

 ()()を出し抜くために力を貸せ、と言い出すんだ。」


「違う、違う。助けてくださいお願いしまぁあす、だよ?

 あの時見せた渾身の『バク宙懇願土下座スペシャル』。

 僕の本気度を示す大技なんだ、忘れないでよ?」


 それは同じく三日前。

 ラインハルトに朝霧とアリスの素性がバレたあの日だ。

 彼は封魔局員である彼女らに頭を下げ、こう告げた。


 ――特異点≪厄災≫の正体は

 魔法連合最高議長ダミアーノ・ローデンヴァイツだ、と。


 ミシェル・ラインハルト。その祝福は『直感』。

 本人の制御外のタイミングで天啓が舞い降りる能力だ。

 この祝福によりラインハルトはその身を守ってきた。


 彼は議員としての魔法連合内での地位を上げるために、

 この祝福を駆使し多くの権力者たちに擦り寄った。

 その際、ローデンヴァイツにも気に入られたのだが、

 彼は気付いてしまったのだ。彼こそが厄災であると。


 その事実に気付きながらも、彼は沈黙を決めた。

 何故なら『時既に遅し』。奴はとっくに最高議長。

 何処に配下の目があるか分からない状態であった。


 彼は諦観し、厄災の近くに身を置いた。


 そんな時に出会ったのがミストリナだ。

 正確には取材映像のテレビ越し。一目惚れだった。

 元々女性好きな彼だったが、ここまでの熱は初めてだ。


 そんな彼の情熱が漏れ出ていたのだろう。

 クレマリア公から縁談が持ち掛けられたのだ。

 彼はこの世の春が来たとばかりに浮かれていた。


 しかし、地下都市についてすぐに、彼の目は曇る。


 ガーディアンのレイとアネット。

 ローデンヴァイツの刺客ニ名が接触してきたのだ。

 彼はすぐに、この地下都市には何かがあると理解した。


「けど、君たちを見て直感したよ。

 今が好機だとね。だから一芝居打った訳さ。」


 それは、詰め将棋だと勘違いしている棋士に向けた、

 盤面を丸ごとひっくり返すための演劇だ。


「しかしラインハルト……これでは君が……」


「お! 見てごらん! ジャック君が押してるよ!」


 その言葉に彼女は目線を戦闘に戻す。

 縦にも横にも広い式場。そこを舞う青い鳥。

 彼に襲いかかる血の槍。迎撃する無数の弾丸。


 廻り、ぶつかり、回避し、迫る。


 螺旋構造に彩られた戦闘の輝き。

 式のために装飾された会場と合わさりとても美しい。


「ジャックは自分を弱いと卑下しているが、どう思う?

 こんな戦闘が……他の封魔局員に出来ると思うか?」


「嬉しそうだねミストリナ。彼は自慢の精鋭かい?」


「あぁそうだとも! 私の自慢さ。」


 その言葉にミストリナは頷く。

 ニカッと見せた八重歯。純粋無垢な笑顔が眩しい。


「そっか。おや、もうじき決着のようだよ。」


 彼の言う通り、数発の弾丸が悪魔の両肩を貫く。

 悪魔にはある程度の再生能力があるが、

 それは吸血鬼ほど強力では無く上限も決まっている。


「ヅ!? おの、れ! おのレ! オノれッ!!」


 悪魔は更に魔力を溢れ出させた。

 それと共に容姿も大きく変化を見せる。

 背中には雄雄しい翼。傲岸不遜なグリフォンの如く。

 顔も既に人の形を捨て去り悪意に呑まれた異形と化す。


「貴様ゴトキ、がァ! 今サラ出張って、何を成ス!?」


「あぁ、そうだ。俺は全てが遅い……!

 最愛の人の結婚が決まっても、まだ悩み続けた!」


 ジャックは思い起こす。

 幼き日の力強さ。それを失った今の自分。

 違いは一体何だろう? その答えは友が教えてくれた。


「俺みたいなゴロツキが頭捻ったって無意味だよなぁ!

 俺みたいなバカは……自分の我儘(せいぎ)に従えばいいんだよ!」


「クッ……!」


 迫るジャック。悪魔は巨大な槍を形成する。

 その時、悪魔の背後に血塗れのアリスが忍び寄る。


「このダメージで照準は定まった。『死を想え(メメント・モリ)』!」


 瞬間、アリスの指輪が禍々しく光輝く。

 この二週間で指輪に貯め込んだ、この街の厄だ。


「それがお前の罪の重さ。たっぷり味わえ。」


「グガァァァアァアッッ!!!?」


 悪魔といえど耐え難き一撃。

 巨大な槍は血の滝となって崩れ去る。

 その間に迫るジャック。銃を捨て去り剣を抜く。


「貴様! キ様! キサマァア!」


「廻天断裁――『フェザンド』。」


 翡翠の閃光。悪魔を断ち斬る。

 グラシャラボラスの肉体から魔力が抜け始めた。

 それと同時にミストリナを覆う『鳥籠』が消滅する。



 ――――


「ぐっ、くぅっ……! おの、レ!」


「しぶといな、悪魔。」


 抜け落ちる魔力を必死に抑えながら、

 グラシャラボラスは顔のみをミゲルに戻す。

 そんな中、式場内へ革命軍が突入してきた。


「ホーネウス! ハウンド! それにアランも!」


「ジャック!? そいつは……まさか本物の悪魔か!?」


 ホーネウスは咄嗟に部下へ録画を命じた。

 執事ミゲルの顔をした悪魔が負ける様子。

 これを撮れば、領主への疑いも晴れるだろう。


(クソッ……! 私としたことが……完全敗北を!)


 今にも消えゆく暗躍者。

 しかし悪魔は最期の置き土産を思い付く。


「フフ……ジャックよ。貴様また同じ過ちを起こす気か?」


「は?」


「ミストリナの結婚を壊し、また幸せを奪う気か?」


「それは…………」


 ジャックの我儘は、今ミストリナを守ること。

 ではこれから先の身の振り方はどうするか?

 その心の隙間を狡猾な悪魔に突かれた。


「彼女の幸せのためなら、俺は――」


「――はい、そこまでだ。消えろ悪魔。」


 刹那、悪魔の首が跳ね飛ばされた。

 衛兵の剣を拾い上げたラインハルトが斬ったのだ。

 彼はジャックに向かい目を向ける。


「君がジャック君だね。はじめまして。」


「…………ラインハルト、さん。」


「早速で悪いが、僕と()()()()()()

 もちろん、ミストリナを掛けての真剣勝負さ。」


「なっ!?」


 彼らの側にミストリナが歩み寄る。

 何も言わず、速やかに立会人の位置に陣取る。


「ま、待ってくれ! 一体どういう?」


「分からない? 彼女の心にはずっと()がいるんだよ。」


 彼がミストリナと初めて対面した夕食会。

 あの時彼女は、ジャックとの馴れ初めを語った。

 そしてラインハルトは泣いた。()()したからだ。


「不覚にもね、僕の祝福が言うんだよ。

 彼女を幸せに出来るのはお前じゃないぞ、って。」


「ラインハルト……」


「でも僕だって本気で愛していたさ……!

 だからこその決闘だ。敗者に口無し――白黒着けよう。」


 ラインハルトは構える。最早これ以上の言葉は不要。

 友人たちが見つめる中、ジャックは再び剣を構えた。


 広い会場。包み込む静寂と緊張感。

 その中心でミストリナはそっと手を上げる。

 そして――


「――始め!!」


 決着は一瞬だった。

 互いに魔力の、いや魂の乗った剣の一振り。

 閃光が包む。立っていたのはラインハルトだった。


「俺の勝ちだ。ラインハルト。」


「…………峰打ち。僕は本気で斬る気だったのに……」


 無傷の制圧。それは実力差が無ければ出来ない芸当。

 それほどまでにジャックという男は精鋭隊員だった。

 地に伏すラインハルト。それをミストリナが覗き込む。


「どうだ? 私の自慢の人は強いだろ?」


「フ! アハハハ! あぁ、僕の完敗だ!

 それじゃあ、僕は行くよ。ミストリナ。」


 そう言うとラインハルトは起き上がる。

 そして去り際に二人へ振り返り笑顔を向けた。


「おめでとう。そして――――幸せにな!」


 ミストリナは頷きジャックの元へ駆け寄る。

 そっと彼の襟を掴むと彼の顔を寄せた――


(はっ! これはまさか!)


(うぉお! 隊長、やるのか!?)


(ちょ、お兄ちゃん! 何で隠すの!)


(マナにはまだ早い。)


 群衆たちが見守る。今か今かと期待する。

 その口がもうじき触れ合おうとする、その時――


「ミストリナ隊長! 大変です!

 中央都市で封魔局員のクーデターが発生しました!」


 ――バンと扉を開け、朝霧が遮った。

 野次馬たちからはあ〜という声が漏れる。


「ちょっと朝霧さん! タイミング!」


「朝霧、それは(むご)いぜ?」


「もー! 朝霧ちゃんのバカ!」


「え? え? え? 何が!? ねぇ何が!?」


 締まらぬ空気。もはやそんな気分では無い。

 ミストリナはそんな空間を心底幸せそうに感じていた。


「全く……! 本当に愉快だな! 我が精鋭たちは!」


 そう言うとミストリナは身を翻す。

 奇しくも集った六番隊の精鋭メンバーたち。

 少し見ない間に、皆一回り頼もしくなっていた。


「まだ戦いは終わりでは無い。そうだな、朝霧?」


「は、はい! そうです、ミストリナ隊長!」


「では――戦地へ赴くとするか、我が精鋭たちよ!」


「「――――了解!!」」


 精鋭たちの声が揃う。結婚式は此処に終幕した。


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