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五つの柱と四つの塔

詩 大地の塔

作者: 透坂雨音



 人を拒んだ大地は 空へ浮かび上がった

 どうして 聞いてみたけれど

 応えは返ってこなかった


 誰もが胸を痛めた

 誰もが許しを請うた


 けれど 大地は空に逃げて 逃げ続けて


 やがて手の届かない場所までいってしまった

 もう その姿も見えない


 自由になったなら

 鎖に縛られていないなら

 これが幸福だという 声が響いてきた


 見捨てられた人類は

 ただ 色鮮やかに染まった空を見上げる事しかできなかった


「解放された大地はどこへ行くのだろう」


「向かいたかったどこか果てにか」


「それとも……ただ私達がいない場所へ向かっているのか」



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