ぼんやりとした不安とBAN。
何となくだが、春になると五月病とか色々不安になる時期ではあると思う。外に出れば日差しは温かく、または夜になると、湿気を含んだ古い木造住宅の匂いが切なかったり……突き刺すような冷気が緩んだので窓を開け耳をすませば、国道を走り抜ける爆音。春だ。
だんだん怒るのも面倒になるくらい、ネット小説を書き始めてから色々あった。小説家になろうのユーザーになってから一年と八か月くらい経ったが、最初に「相互お気に入り」登録していた人がいなくなった時は、悲しいので悲しみを訴えるエッセイを投稿して「そんなに騒がなくてよい」と感想をもらった。当時はその感想に対し、何か反発してた気がする。
私は一回アカウントを消した事があるので、二百六十以上あった短文の変な話とか、今やったら警告受けそうな活動報告はもう無いのだけど、その中でも選りすぐりの変な事例みたいなものを紹介しようと思う。実物を掲載できたらいいのだけど、データが見つかんないのだからしょうがない。
①活動報告居酒屋を開店し、コメント100で閉店。
これは、いつだったかなあ。ある方の活動報告が100件に達し、「これ以上コメントはできません」みたいな感じになったのを見て、「面白そうだなあ、私もやってみよう!」と思い立ち、活動報告で居酒屋開店の告知をしてから、お客さんを待ちました。ビールとソーセージしか無い店だって言ってるのに、ワインやチーズを出し始める人がいたりとカオスでしたが、文字だけで居酒屋世界を表現・構築できるあたり、さすが小説家になろうユーザー達といったところ。結果、深夜前にコメント100件になり、惜しまれつつ閉店。常連さんや初めての方、色んな人が来てくれて面白かったです。ちなみにソーセージのサイズはお客さんごとに変えました。意味は、そんなに無いです。
②泥酔しながら感想返し。
初期の頃の私はだいたい夕方五時になると酒を飲んでいたため、小説に対する感想への返信をする際は酔っていました。後で自分の返信コメントや、酷い話で恐縮なんですが……他作者への感想コメントを読み返したら消えたくなりました。
昨年、自治会の会合でしこたま飲んで一晩中吐いて以来、酒はそんなに好きではなくなりました。なので現在、酔って投稿する事は無くなりました。
③花火大会をやる
「なろう作家の未来について予測できることと、パラダイムシフト・グラデーションの色彩または花火(なろう作家の花火大会)」という、企画小説を投稿するにあたって、出演者(他のユーザー)達に許可を取るという……何言ってんだお前、と思った方は多分、まともなんだと思います。十三名の方に出演いただき、スピンオフ作品も生まれて何か、面白かったです。感想欄に、出演者のお知り合いの方とか、沢山コメントして下さいました。本編はブログ「無限堂」の方に置いてあるんですが、何だろうなあ。大勢で一個のイベントをやった感じに、最終的にはなった気がする。単なる思い付きで始めた事だけど、予測できない事の連続でした。
④泥酔して投稿したレビューでまさかの祭りに
古城ろっく氏の、「小説を書くにあたって『すげーどうでもいいもの』(すげどう)」ってエッセイを読んで何か、すげー酔っている上に「何でこんな面白い話にレビューが一個も無いんだよ!!!」と感情が爆発したので、レビュー書いたんですよ。確か「すげどう」の一日の平均pvは500台だったと記憶してるんですが、夕方七時頃だったかなあ、レビューの後、3000台になってるの見て、「すげーどうでも良くないじゃん!」と思った記憶が。その後「すげどう」に連続六件レビューが投稿されるなどの祭りに。活動報告での、古城氏の疲労が色濃くなるにつれて私の焦燥感もピークに達し、最後のレビュー者に「いい加減にしろよ! どのタイミングでやらかしてんじゃオラ!!」って、メッセージで襲撃してしまいした。襲撃した方とは後に、共著などやったんですが……「大人の保健体育」っていうタイトルの、「童貞作者・読者を鍛えてやろう」って感じの際どいエロ企画です。意味不明ですよね、この展開。
⑤上記に挙げた古城氏のお葬式を執り行う
「一体私は何を読まされているんだ?」と思った方、まともだと思います。
古城氏はよく他のユーザーと喧嘩したんですが、ある通りすがりの人からの挑発に対し感情的な返信をした際に、その言質を元に通報されて「死んじゃった(三回警告で追放)」んですね。で、私はお葬式をやったのです。何でかというと、いきなり死んじゃったのでショックだったから。
純文学ジャンルに、聖書の「パウロの手紙」風な感じで、故人を偲びつつも残された人々を励ますような……感想コメントには多くの参列者が献花して下さいました。それにしても、純文学日間ランキング一位にお葬式があるとか異常ですよね。←お前が言うな
⑥活動報告とエッセイの感想欄炎上
もうね、これとても疲れるんですよ。だけどまあ、書いた事の反作用は受け入れておいた方が後々いいかなとも思って、いちいち返信してます。新しいアカウントになってからも、たまにありますね。今までは穏便に回答していたんですが、イラっと来たら「七十五歳の庭師・市村辰造」として返信したいと思います。手にはいつも剪定ばさみを持っているという設定です。
という事で、春のBAN祭りなど気にしないで、誰かとこの珍妙な記述について批判し合ったり笑い飛ばしたりして、元気にお過ごしください。ではごきげんよう。