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西部劇でスタイリッシュ
「オォ、ネエチャン、酌しろよ。」
「すいません、そういう訳には…」
「アァ?良いだろうがよぉ…」
「え…あの……良いからよぉ」
西部の酒場で、起こる小さな事件。
しかし、少し先には小さくない事件が待っていた。
「何時でも抜きな。
まぁ、お前が撃つことは無いだろうがな。」
「……ヤロゥ………」
絡む客、それを止める客。
最初は大したことには成らないだろうと思っていたが、あれよあれよという間に一触即発の状況となった。
絡む客の手が銃を抜く。
バキャン!
ポタ……ポタ…ポタ
「っっっっっっっっ!!」
絡む客が手を抑える。
手の銃は砕かれ、
止めた客の手には硝煙の煙漂う銃が握られていた。
「フー」
銃口の煙を吹き消した。
スタイリッシュにやってみたい事:早撃ち後、銃口の煙を吹く。
何気に相手の銃だけ狙うあたり、腕前が窺えます。