第一話 命を刈り取りにくる世界:その一
命を刈り取りにくる世界、シューレムア。
その世界に浮かぶ大陸、パルトア。
パルトア大陸では、大陸支配を巡って様々な種族、モンスターが争っていた。
そこには人類の存在もあったが、その力は非力なものであった。
人類は、モンスターの脅威から衰退の道を辿っていた。
そんなおり、苦しみを嘆き四柱の女神がパルトア大陸に降り立つ。
四柱の女神は、その命を無残に散らさないようにするため四つの知識を人類に授けた。
一つ、結界を張る知識、『キーテム』。
一つ、警報と瞬間移動の知識、『ドッテム』。
一つ、特殊な力に関する知識、『アイスム』。
一つ、能力上昇に関する知識、『ラステム』。
これらの知識をもとに人類は様々なものを作り出した。
『キーテム』は、モンスターの転送を阻止する柱を。
『ドッテム』は、敵の警報、瞬時に移動できる門を。
『アイスム』は、戦い、生き延びるための様々なアイテムを。
『ラステム』は、新たにスタータス能力が上昇する力を。
そして人類は、これらのものを駆使して戦った。
戦い、治める領地を徐々にだが広げていけるようになる。
後に、『息吹の時代』と人類が呼ぶ時代が到来したのであった。