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第五話 絶望

 国王との謁見が終わった真一達は、近くの部屋に通された。


「何故、あのとき賛同をした?戦争がどういうものか、お前ならわかるだろう」


 守が怒ったように真一と譲に言った。幸一も理由を聞きたそうにしている。

 というのも、この41人は賛成派と反対派に別れていたのだ。勿論、そんなことを国王の前で言えばどうなるか目に見えているため今まで黙っていたのだ。


「ならば、聞くがあのとき賛同をしなかったとして情報が無い我々はどうやってこの世界を生きていくのだ?」


 真一は冷静に言った。


「ここで情報を集めつつ、事に当たるのが最善の策だと私は思うがね」

 

 譲も続けて言った。


「まあまあ、ここで言い争っても何にもならない。ここは落ち着こうよ」


 佐藤がそう言って、話は終結した。



 10分ほど経ってから、今度はスキルや魔力を見るとグールが伝えにきた。

 詳しく説明すると長くなるので、概要を話すとスキルと示すもので、知識が豊富な人だと賢者、魔力が豊富だと魔導師といった具合に人それぞれ違う。また、魔力は血液のようなもので体を循環しておはその人の持つ個性を示すもので、知識が豊富な人だと賢者、魔力が豊富だと魔導師といった具合に人それぞれ違う。


 また、魔力は血液のようなもので体を循環しており、呪文で魔力を必要な形に変換するらしい。


「では、早速測っていこう。まずは佐藤 昌之殿!」


 グールは水晶のようなものを取りだし、佐藤にそこに手を触れるよう指示する。

 すると


佐藤 昌之

Lv1

体力 138

防御力 107

攻撃力 98

魔力 139

スキル

全てを統べる者

勇者


と水晶に写し出された。


「これは凄い!成人の男性でも平均的には20程度です!レベル1でこれとは、流石です!」


グールは驚きつつ、そう言った。


「流石ですわ、昌之様!これなら魔王とやらも簡単に倒せんでしょう!」


と金髪美人が、歓喜した。

 彼女は伊集院 マリアという佐藤のハーレム要員の一人である。

 伊集院財閥の一人娘で性格はかなりあれだが、根は優しい人である。


「いやいや、それどころかこの世界一の実力を持っているだろう!流石、私の将来の旦那だな!」

 

 そう叫ぶのも佐藤ハーレム要員の一人の岸部 柚子だ。

 彼女は、武道の申し子のような存在で剣道、柔道、空手道をどれも二段の実力を持つ。

 ちなみに、彼女はスレンダーな黒髪美人だ。大切なことだから、もう一度言うとスレンダーな黒髪美人だ。


「いや、あなたのではなく、私のです!兄さんは誰にも渡しません!」


 そう言ったのは、佐藤の義理の妹の佐藤 雫である。

 彼女はスポーツは人並みだが、勉強に関しては学年主席を取るなど才女であった。体型は人並みだが、顔が驚くほど整っている美少女である。

 そんなハーレム要員達を宥めに昌之が止めに一苦労していた。

 剥げてしまえ!と心のなかで百回ほど真一が叫んでいると、今度は自分の番が回ってきたらしい。

 グールの前に出て、水晶に手を置くと驚愕の数値が出る。


秋山 真一

Lv1

体力 1

防御力 5

攻撃力 7

魔力 2

スキル

軍人を召喚する者

勇者


「こ、これは・・・」


 グールが呟き、皆が凍りついた。

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