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第三話 異世界へ

まだまだ、執筆を始めたばかりの作者でございます。

稚拙な文だとは思いますが、少しでも、面白いと思って読んでいただければ幸いです。


「う~ん」


 真一は唸り声をあげながら、体を起こした。

 すると、目の前に飛び込んできたのは、倒れたクラスメイトと謎の空間だった。


「何だ・・・これは?」


 その空間は、異様なものであった。何かの部屋の中に居るのだが、自分達がいるのは部屋の中央に据えられた石段の上、その石段を囲うようにドーム状の半透明で虹色に光るスクリーンが配置され、そのまわりをローブを着た30人ほどの人が身動ぎ一つせず、立っている。スクリーンはスボンジのように弾力があり、どんなに力を加えても破壊は出来なかった。

するとクラスの何人かが、目を冷まし始めた。


「おい、どうなってんだ!出られないぞ!」


「俺、異世界キタァァァ!猫耳、エルフのハーレムゥゥゥ!」


「しっかりしろ、ほら起きんか!」


「えっ、何これ。私は教室にいたはず・・・」


・・・・・一人変なのが混じったようだが、精神上宜しくないので流すことにしよう。


 回りの人を助け起こもの、自分の状況に困惑するもの、謎の雄叫びをあげるもの、皆、それぞれの反応を起こしていた。

 真一達はとりあえず脱出、及び自分の置かれた状況を少しでも判断しようと情報を集めようとしたが、如何せん情報が少なすぎる。

 すると、そこに一人の男が目の前に現れた。


「皆様、ようこそ、我がコットン王国へ!私は、コットン王国第三近衛魔法師団

副師団長を勤めております、マインバッハ フォン グールと申します。以後、お見知りおきを」


 その男は、まるでお伽噺の中に出てくるような金髪碧眼のハンサムだった。

 この瞬間、変人四天王は改めてこのイケメンを敵だと認識した。

 なぜなら四人にとってイケメンというのは、撃滅すべき敵として定めるという盟約が決まっているからである。

 もちろん、それは異世界に来ようが、地球にいようとも最優先に判断されるべき情報であることは、言うまでもない。


「どういうことだ?コットン王国とは何のことだ?我々は何故、ここにいる?」


 そう発言したのは、佐藤 昌之である。

 彼も四天王の最強の敵として認識されており、イケメンの上、性格も良く、勉強とスポーツ共に抜群にできるという完璧超人であった。

 中でも許しがたいのは、ハーレムを築いていると言うことだ。これは追々語っていこう。


「詳しい説明は後ほどありますので、皆様にはこれより部屋を移動していただきます」


 そうグールが発言すると、周りを囲っていたスクリーンが消え、外に出られるようになった。

 そしてグールに率いられて、クラスメイト達は部屋の外へと出ていった。




「譲よ、何か分かるか?」


 真一は長い廊下を歩きながら、譲に声を掛けた。

 

「いや、全く。あの男が話したこと以外はまだ、何も」


 譲は困惑したような声でそう言った。

 そんな話をしていると、一際大きい扉の前でグールが止まり声を張り上げた。


「第三近衛魔法師団 副師団長 マインバッハ フォン グール 参上つかまつりました!」


 すると、扉が開かれ、真一達は中へと入っていった。

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