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第十話 情報を入手せよ


「それで本官の力を借りたいと」


真一は今までの経緯を説明した。


「良いでしょう。どうせ一度は死んだ身、それをもう一度使っていただけるというのなら喜んで協力しましょう」


「ありがとうございます」


「それで本官の任務とは?」


「機械国ジーマンの軍事力などについて、また魔王軍に関しての情報を収集して頂きたい」


真一がそう言うと守が


「一式一号印字機、Fu2出でよ」


と言い、対象が召喚された。


一式一号印字機は、日本帝国陸軍が開発した暗号機械で、1945年8月1日から使用が開始したもの。仮名と数字を打鍵して2数字に暗号化する。

また、Fu2はドイツ軍の無線機で、背負い式のものでモールス信号で16キロ有効に利用できる。


「この一式一号印字機とFu2を使用して3日に一度の間隔で情報を連絡してください。これらの説明書はこちらに。こちらの袋には金貨6枚があります。そのうち必要経費として金貨4枚、残りの金貨2枚はご自由にお使い下さい」


「分かりました。有効に使わせて頂きます。それでは、早速出立させて頂きます。」


「では、3日後にまた」




「これで、情報の問題は一段落した。ただ、本当の戦いはこれからだな」


「うむ。コットン王国は完全に信用できない。ゆえに我々は独自で情報を入手せ

ねばならなかった」


幸一と守がそう話している


「いっそのこと、軽く情報をリークして向こうの出方を見てみるのは?」


と真一が問いかける。


「それは良いかもしれん。だが、どうする?」


「私に策がございます?」


いつの間にか出した羽扇を持ち、某軍師の格好をした真一が臣下の礼を取りながら言った。なかなか、用意周到な人物である。

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