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帰り道

第5話突入です!

今回はいろんなことが起こる場面です!

あまり場面が変わりませんが、読んでくれると嬉しいです。


「急がないと、急がないと!あの2人に何されるかわからん。」


2人の怒り顔を想像しながら、階段を駆け下りていく。それにしても変な夢だったとなんであんな夢を見ていたのかと走りながら考えていたら、いつの間にか、下駄箱まで着いていた。夢のことは考えるのをやめ今は、どう2人に言い訳するかを考えることにした。

ま、それでも許してくれるわけがないんだろうが…


やっとの事で校門へたどり着いた。


「ごめん!2人とも待った?」


と、まず普通に話しかけてみる。


「5分程度待ったくらいかしら?青山君が授業中居眠りとは、珍しかったわね。しかもいやらしい寝言いいながら…うふふ」

「えぇ!?マジかよ!俺そんな変な声出してたのか?そうなの?秋川さん?」

「そんなことないよ。すごく気持ちよさそうに寝てた。」


微笑むように言う美色を見て安心したが、ここからが大変だった。


「では、青山君、集合時間に遅れた罰ゲームを考えましょうか。」


と、少し悪意のある笑いをしながら歌音が言う。


「そうだね、青山に罰ゲームさせよっか。」


美色も笑いながら歌音の話にのった。秀は、内心終わったと思いながら、


「分かったよ、何すればいい?2人分聞くよ。」


自殺行為だと思ったがしょうがないと思ったので、そう言った。


「じゃあまず私から、えーと、じゃあねぇ、最近駅前に新しいクレープ屋さん出来たでしょ?あそこのクレープ1つを2人で食べるって言うのはどうかしら?」

「えっと、櫻木さん、1つを2人で食べなくてもよくないかな…」


そんな恥ずかしいことできるわけないと、思いながらそう言うが、


「青山君、罰ゲームですよ?何でも言うこと聞かないといけないんですよ?もしかして、私のこと嫌いなんですか?」

「い、いや別に嫌いってわけじゃないんだけど、今俺達恋人同士じゃないし、2人で1つはさすがに恥ずかしいよ。」

「私が嫌いだからそう言うんですね、分かりました。私はもういいです。」

「くっ…しょうがないな、分かったよ、櫻木さんのこと嫌いじゃないから、一緒に食べるよ。じゃあ、秋川さんは何がいい?」

「うーん、じゃあうちも、クレープでいい?もちろん2人で1つを食べる。」

「うっ、わ、分かったよ。じゃあ早速行こう。」


と言って、校門を離れていく。


その駅前に向かう途中。柄の悪い不良に遭遇してしまった。


「おい、あそこにいい女が2人いるぞ。彼氏持ちか知らんが、あの彼氏なんかどうでもいいから、女2人奪ってこい。」


と言って2人の不良が近づいてきた。


「おーい、そこのお嬢ちゃん、そんな男より俺達と遊ばないか〜?こっち来いよ〜!」

「ちょっとやめてください!私はあなた達となんか遊びません!私は青山君、としか遊びません!」

「いいじゃねぇーかよ!そんな男の何がいいんだよ。俺達と遊んだ方がそいつの何10倍も楽しいぜ〜!」

「青山はね、あんたらより何100倍も、何1000倍も、カッコイイし楽しいんだから!あんたらなんか下の下だよ!」


と、歌音と美色が、不良に向かって強気になって言ったその時、


「んだとゴルァ!誰が下の下じゃあ!テメェ容赦しねぇからなぁ!」


不良が、美色に殴りかけようとした時、


-ガシッ!


殴りかけようとしていた拳を秀が片手一つで止めたのであった。


「そこの柄の悪い不良さんたち、女子に手を出すのはカッコ悪くないですか?そんなことして何がカッコイイんですか?」

「離せやゴルァ!おい、お前らコイツをやっちまぇぇ!!」


歌音の方にいた不良も、秀に向かって、一斉に殴りかかってくる。


「青山君逃げて!」

「青山、ダメ!」

「大丈夫!心配しなくていいよ。」


と言った次の瞬間、1人、また1人と、次々に不良が倒れていく。

そして、全員が倒れた真ん中に立っていったのは、無傷の秀であった。


「お、覚えてろよ〜」

「ね?大丈夫って言ったでしょ。」


と、晴れ晴れしい笑顔で秀は言った。


「2人とも大丈夫?怪我ない?」

「あ、青山君〜怖かったよ〜。」

「青山、ありがとう。怖かった。」


と、2人が秀に泣きながらしがみついてきた。

なぜ、秀が、不良たちを木っ端微塵にできたかというと、秀は毎日こういう不良たちに絡まれることを予想してまず武術を身につけ、自分なりにトレーニングをしていたからである。


「じゃあ早く駅前のクレープ屋さんに行こっか。もう日が暮れちゃうしね。」


2人は涙目で、


「うん。」


と言って駅前のクレープ屋さんに向かっていった。


クレープ屋さんには、たくさんの種類のクレープがあった。そこから2人は少し時間をかけて自分と秀が好きそうなクレープをそれぞれ頼んで持ってきた。


「青山君、さっきはありがとう。じゃあ私は右から食べるから青山君は、左から食べてね。」

「う、うん…」


いざ食べてみるとかなり恥ずかしかった。と言うより、女子を隣に顔を近くして食べ物を食べたことがなかった秀は緊張しぱなしだった。


「美味しい?青山君?」

「う、うん、美味しいよ。」


やっと食べ終わったと一息着いたら次は美色のクレープが待っていた。


「じゃ、じゃあ次はうちのクレープを…」

「う、うん。」


美色は慣れてないのか秀より緊張していた。


「さっ、さっきはありがとう。う、うちはこっちから食べるから、青山はこっちから…」

「う、うん。」


そのまま一言もしゃべらずにクレープを食べ終わった。

クレープ屋さんを出て歩き出した時、やっと帰れると秀は約束のことをすっかり忘れていたら、


「じゃあ次は青山君の家へ訪問ですね!」

「うん、そうだね!楽しみだね!」

「…はぁ…完全に忘れてた。」


2人はすごく嬉しそうに歩き出していた。

秀は、暗い気持ちで歩いていた。


(俺の家で何されるんだろう、まさか、正夢じゃないよな…)


変なことを考えながら秀の家へ向かっていった。

ご愛読ありがとうございました。

次は、お待ちかねの秀の家です。

歌音と美色何をやらかしてくれんでしょうwww

次回も読んでいただけると嬉しいです。

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