助っ人開始!
どうも!かなり更新遅くなりました。すいません。どうか目を通して頂けると嬉しいです。
"キーンコーンカーンコーン"
授業終了のチャイムがなった。
クラスのみんなが帰りの支度をして、下校をする中、秀は急いで自分の荷物を片付けていた。
(よし!今日から部活だ!頑張るぞ!)
秀はやる気だった。最初はそんなにやる気はなかったが、よく考えると人助けになっていることに気づき、いいことをしてるということでやる気になっていたのだ。それと、秀は鈴也にあるお願いをして、そのお願いに乗ってもらったので、やる気が出たのだ。今日はどんな練習をするのか考えていると
「よ、秀!やる気だな!俺もお前が練習に来てくれるだけで俄然やる気が出るぜ!」
「当たり前だろ!この俺がやる気になったら何が何でも勝ってやるからな!」
「おう!じゃあ先にグランドで待ってるからな!」
「了解!」
鈴也は先にグランドへ向かっていった。
秀はロッカーに入っている、自前のグローブを取り出してグランドへ向かっていった。
そのグランドへ向かう途中、廊下で呼び止められた。
「ちょっと待って、秀…」
振り返ると美色がいた。
「今から部活行く途中?なら一緒に行かない?べ、別に嫌ならいいけど…」
「そんなことないさ、一緒に行こう。」
美色は顔を赤くし、下を向いたまま頷いて秀の横へ走っていった。
「今日からなんだよね?練習があるの。」
「そうだよ。あいつのために頑張らないとな!あ、あいつじゃないか、チームのためか!」
「そうね、みんなのためよ。ふふっ…」
「そういえば、秋川、あ、美色ってさ短距離の選手だよね?」
「そうだけど?なに?」
「短距離をさ早く走れる方法とかないかなって、聞いてみたかったんだよね。」
「なんで?別に聞かなくても青…秀は早いじゃない?」
「陸上の走りを取り入れれば早くなるかなって思ったからさ。特にコツないならいいけど。」
「うーん、コツというより、うちが気をつけてることなんだけど、なるべく下を向いて走らないって決めてるよ。なんか前向いて走ってるとペースが落ちないっていうかなんというか…ごめん、あまり分からない。無我夢中に走ってるっていうのが今までの私だから、特にこれっていうコツはないかな…ごめんね。」
「いや、ありがとう。前を向いて走る…前を向いていれば、なんかつかめる気がするよな。いいアドバイスになったよ!」
「そう?それならいいんだけど…」
と話しているうちにグランドは目の前に見えていた。
「じゃあ、ここで。お互い頑張ろうな!」
「あっ…ちょっと待って、秀。」
美色はバックから何やらタッパーらしいものを出した。
「こ、これ、はちみつレモン作ったの…よかったら食べて…タッパーは洗わなくていいから。」
「俺のために作ってくれたのか?ありがとう!部活終わったら食べるな!」
「うん…」
「時間ないのに作ってくれてありがとな!」
美色は真っ赤になって俯いていた。
と、グランドから秀を呼ぶ声が聞こえた。
「あ、あっちで呼んでる。もう行かなくちゃ。またこの借りは返すな。美色も頑張れよ!」
と言って秀は走って野球部のいるグランドべ向かっていった。
「よかった…喜んでもらえて…」
美色は胸をなでおろすような気持ちでグランドへ向かっていった。
秀は野球部のいるグランドへ向かっていくと、
「おーい!秀遅いぞ!練習始めるところだったぞ!」
「ごめん、ごめん、ちょっと話し込んでてさ。」
「そんな暇ないぞ!俺達は真剣に勝ちに行くからな!と、そんなことよりまず、みんなに自己紹介してもらうか」
「お前、キャプテンだったのか…?」
「違うぜ?ハッハッハー」
「なんだよ!」
と、ツッコミを入れて顧問の小林先生に挨拶をして、野球部員に自己紹介を始めた。
「どうも、この度野球部のピッチャーとして助っ人に来ました。青山秀です。よろしくお願いします。」
「よっしゃー!これで今回はあいつらに勝てるぞー」
秀の自己紹介が終わったあと周りから歓喜の声が湧き上がった。
「自己紹介終わったか〜?なら全員グランド入れ〜ノックやるぞ〜!青山と赤星は、ブルペン入れ〜」
と言われ、プルペンに入ろうとした時違和感を感じた。そう、鈴也が、キャッチャーということだ。去年は確か…ライトだったか?
「おい、鈴也、お前いつからキャッチャーになった?俺聞いてないぞ?」
「ん?あぁ、それはな、お前が助っ人で来てくれるって言ってくれた時小林先生に頼んでキャッチャーに変えてもらったんだ。こう見えて中学校の時キャッチャーやってたからな。」
「そうだったのか、てか、キャッチャーやろうとしたのって俺のためか?」
「そうだな〜、それもあるし、秀の球を受けるのは俺しかいないかなって。そう思っただけだよ。」
「そうか、サンキューな。じゃあ早速始めようぜ!」
「ちゃんと準備体操しろよ〜。」
しっかり準備体操して、投球練習を始めていった。
「よし!行くぞ、鈴也!」
「おう!こい!まずはど真ん中だ!」
"バンっ!"
秀の球は綺麗に鈴也のミットに収まった。
「どうだ?鈴也?あんまり自信ないんだが…」
「何が自信ないだ!こんだけコントロール良くて、こんだけスピード出てれば文句ないわ!うちのサブピッチャーよりすごいんじゃないか?しかもこれ140km/hくらい出てるだろ!」
「そうなのか?そう言ってもらえると自身出るな〜!じゃあどんどん投げるぞー!」
「おう!どんどん来いや!」
秀はその後いろんな変化球を投げて鈴也を驚かしていた。なぜそんなに変化球が投げれるかと言うと、ぶっちゃけ、前日に少し野球の本を読んだだけである。
40球くらい投げたあと顧問の小林先生がブルペンにやってきた。
「赤星、どうだ?青山の球は?」
「先生、見ててくださいよ、こいつの球。」
秀は先生の前でいろんな球を投げて見せた。
「これなら文句はないな。ピッチャーは、青山でいく。万が一を考えてピッチャーを1人作っておいたが、必要なかったな。よし、お前ら次はバッティングやるからグランドに来い。」
「「はい!」」
2人はバッティング練習へ移った。
バッティングでも、秀は大活躍だった。相手がどんなたまを投げても長打にしかならないのだ。
秀はバッティングには少し自信があった。
「青山、いいバッティングするな!これは
赤星4番下げて、青山4番か?」
「俺だって負けてませんよ!先生!」
鈴也も、あとを引かないバッティングをしていた。
「オーダーはまた後日決めるからな。どっちが4番になるかは、調子次第だな!」
「秀、俺は負けないからな!」
「俺だって負けねぇよ!」
その日は、バッティング練習で部活時間が終わった。秀はかなり時間が早いと感じた。
「よし、これで練習終わり!全員集合!」
「ありがとうございました!!」
「後片付けしっかりしろよ〜!」
「秀、明日からも頼むな!」
「おう!」
後片付けをして、秀は早めにグランドを出た。
「ふぅ〜、今日は楽しかったなー、明日も頑張ろっと。」
野球部の部室から着替えて校門へ向かうと、人影が見えた。
「ん?誰だ?」
近寄ってみるとそこにいたのは歌音だった。
「あ、秀君!一緒に帰りましょ!」
「俺を待ってたのか?こんな時間まで?」
「ちょうど、生徒会の仕事が遅くなってグランド見たら秀君がいたから、少し待っただけよ。」
「そっか、じゃあ行こうか。」
2人は歩き始めた。
「秀君、今日の練習どうだったの?」
「ん?楽しかったよ。いろいろ先生に褒められたし。」
「へー、そうなんだ。秀君、試合頑張ってよ。私応援しに行くから!」
「ありがとう!そこまでしてくれるなら頑張らないとな!」
「ところで、その手に持ってるのなに?」
歌音は、秀が持っているタッパーに指を指した。
「あ、これか?秋川さんがはちみつレモン作ってきてくれたんだ。部活始まる前にくれたんだよ。」
「そう…先を越されたわ…!」
「なんかいったか?」
「いえ、なんでもないわ。そんなことより、秀君ってほんとに何でもできるのね。」
「そんなことないさ、ただ、運動が好きなだけだし、勉強が好きなだけだよ。」
「そういう風に言えるのはかっこいいなぁ…私はそんなに運動はできない方だから…」
「まぁ、誰にも不得意はあるもんだよ。
俺もあるし…」
「え?青山君苦手なものがあるの?以外!ね、それって何?教えてよ!」
「言わないよ!恥ずかしいからね!」
「なんでよ、いいじゃない!」
「ダメったらダメ!」
そんな会話をしていたら歌音の家の前までついていた。
「じゃあね、秀君。明日も頑張ってね!」
「うん、ありがとう!じゃあ!」
秀も、家へ向かっていった。
まだまだ続きます!いよいよ、次は野球の公式試合まで行きます。どんな波乱が起きることやら。次回もよろしくお願いします!




