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2人の美女

初めて書いた作品です!

自分は学園ラブコメが好きなので書いてみました。

掲載日は未定ですがどんどん出していきたいと思います!

ここ私立青柳高校には1人のイケメンと、この高校1位、2位を争う美女がいる。


「私と付き合ってください!」

「俺と付き合ってください!」

「僕と付き合ってください!」


またこの3人は誰かしらから告白を受けていた。


「ごめん、俺はそういうのはまだ早いと思ってるんだ。」

「ごめんなさい、私好きな人がいるの。」

「ウチ、君タイプじゃない。」


この3人はまたどこかで告白をされることだろう。




俺の名前は青山(あおやま) (しゅう)俺は今日から高校2年生になろうとしていた。

俺はこの新学年から、もっと高い目標を掲げながら桜が散るこの道を歩いていた。

ゆっくり歩いていると、少し遠くに校門が見えてきた。

真新しい制服を着て少し緊張した1年生も2、3年生に混じりながら校門をくぐっていた。

それを見て自分も先輩になるんだと実感しながらも校門に近づいていった。

だんだん校門に近づくにつれ周囲の女子から秀へと視線が集まり、こそこそと噂を立てていた。


「あれって青山秀君だよね?」

「あぁ〜、あの成績優秀で、運動もできる青山君?」

「あれが噂の青山先輩?」

「うわ~、すっごいイケメン!」

「本当だ!何でもファンクラブがあるっていう噂だよ!」

「何それ!そんなの2次元の世界だけだと思ってたよ!」


ところどころからそんな言葉が耳に入ってくる。

俺はそんな言葉を聞いても気にせず校門をくぐった。そんな女子のいう言葉も1年でもう慣れたものだった。と言っても何もこの噂は高校生からはじまったの ではなく、中学生の頃からで秀にとっては当たり前のことだった。

校門をくぐると、昇降口近くの掲示板に貼ってあるクラス編成の紙を見に行くためにゆっくり近づくと紙の周りに群がっていた生徒達が秀のために道を開けた。 秀は道を開けてくれた生徒達にお礼を言いつつも、内心では迷惑に思いながらクラス編成の紙を見る。

すると、そのクラス編成の紙にはこの高校きっての美女2人の名前が書いてあった。

秀は、その美女2人の名前を知っていたが、不思議といつもすれ違いになり、顔など外見はまだしっかりと見た事は無かった。


(どんな人たちなんだろう?今まであんまり見たことがなかったからなぁ…美女2人と同じクラスになるなんて、少しラッキーかもしれないな。)


内心期待しながら教室へ向かった。

教室へ入ると2人の存在にすぐ気づいた。

その2人は何もしなくてもただ座っているだけでほかの女子とは全く違うオーラを出していた。

教室に入り2人を見ると今までの女子とは違う感情を抱いていた。

秀は、2人と話したかったが、自分からなかなか話しかけることが出来なかった。

秀は席へつく。秀の席の後ろは、1年生の頃に知り合った、勉強を教え合い、プライベートでもよく遊ぶ、赤星(あかぼし) 鈴也(すずや)だった。


「よ!また一緒のクラスだな!今年もよろしく!」

「おう!今年もよろしくな!」


そんないつも通りの会話をしていたら、1人の例美女が秀へ近づいてきた。

この美女は、櫻木(さくらぎ) 歌音(うたね)、髪の色が黒のロングヘアーで、少し背の高めの清楚系の女子だ。歌音は、2年にして生徒会長である。趣味は歌うことであり、歌がとてもうまい。また、ピアノも引けるため語り弾きも出来る。父が音楽作家、母がピアノの先生をしているのが影響されたのかもしれない。

その歌音が、秀に、


「今日の午後5時に屋上へ来てくれないかしら?あなたに話したいことがあるの。」


と言って、その場を立ち去ってしまった。


秀はその言葉を間に受けてしまっていた。

と、後ろから鈴也が、


「おい、秀!もしかして、これってまさか!!」

「いやいや、そんな事あるわけないだろ。生徒会長なんだからさ、ははっ」

(そんなまさかな…)


そんな会話を鈴也としていると担任の先生が入ってきた。


「早く席つけ〜出席取るぞ〜」


先生が1人1人出席を確認していく、その間ずっと秀はさっき歌音に言われたことをずっと考えていた。


(鈴也が言ってることが本当かもしれないし、もしかして、まさかの告白か?いやいや、ただ何か伝えたいだけかもしれない。そうだよな、なにか伝えたいだけだよな。)


考えれば考えるほど分からなくなっていた。

先生の出席確認が終わり、先生が1度教室から立ち去ると、次は例の美女2人目が秀の前へ現れ、


「今日の午後5時に屋上に来てくれる?ちょっと話したいことがあるから。」


と言われた。


この美女は、秋川(あきかわ) 美色(みいろ)。美色は、陸上部短距離の有力候補であり、同じ陸上部の男子にも同等な速さで走るスポーツウーマンだ。セミロングで髪の色が茶色のやや背の低めの女子だ。顔は整っており、華奢な体をしているため、男子からとてもモテる。そんな美女からまた呼び出されたのだ。しかも同じ時間、同じ場所。

するとまた鈴也が、


「おいおい、今日だけで美女2人に呼び出しなんて、羨ましい限りだぜ。ところで秀はどっち取るんだ?」

「だから絶対違うって、何か言いたいことがあるだけだろ?」

「そんなんもう、告白に決まってんだろ!しかも屋上だぞ?何でわかんないんだよ?あぁそうか、モテ過ぎてそんな事もわかんないのか。モテるってほんと羨ましいよな~」


だから違うってばと心で思いながらもこれ以上鈴也と関わるのはめんどくさかったのでスルーする事にした。





ーそして、その午後5時がやってきてしまった。


秀は、午後5時10分前から屋上で待っていた。鈴也が言っていることがはずれていると信じて。

午後5時になる数分前に1人また1人と美女がやって来た。

2人の美女は互いの顔を見て驚く。


「あんた、同じクラスの櫻木 歌音でしょ?ここに何の用?」

「私は青山君に用があってここに来たんだけど……?そういう、秋川さんは?」

「え?ウチも青山に用があってここに来たんだけど…?」

「そうなんですか、偶然ですね、私の用は2人きりにならないと言えないことなんだけど…」

「は?どういうこと?それってもしかして青山のこと好きってこと?」

「え?い、いや…そういう秋川さんはどういう用なの?」

「そ、それは、あんたの前では言えないわよ!」


ちょっと待てよ、これはもしかしてヤバイかも…秀は見てはいけないものを見ている気分だった。


「もしかして秋川さん、青山君のこと…好きなんですか?」

「ちょっ、ちょっと待って、べ、別にそんな事…」

「じゃあ私ははっきり言います。私は青山君のことが好きです。」

「う、ウチもはっきり言うわ!ウチも青山のことが好きなのよ!」


え、えぇぇぇぇ!?秀は自分の頭をフル回転させても何がなんだかさっぱりわからない状況だった。


「ね、ねぇ秋川さん、櫻木さん…」


秀の言葉は、無視され…


「じゃあ秋川さん勝負ですね、どちらが先に青山君をとるか。」

「えぇ、勝負よ。絶対に青山を振り向かせてみせる!」


ここで2人をきっぱり断ってしまうべきなのか、そのままにしておくべきなのか、分からなかった。

なぜなら秀は、2人のことを教室であった時から気になってしょうがなかったからである。


「青山君、絶対にあなたを私のものにしてみせるからね。」

「青山、覚悟してなさいよ。」


秀が全く予想していなかったことが、新学期早々はじまってしまったのである。

今回は屋上で告白、で終わりです。

まだまだ初心者で下手なところがありますが、頑張って書いてみます!

次回は学園で主人公とヒロイン2人の話になります!

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