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Viva la Vida| 男装彼女の素性について  作者: みやつゆ
第04章 変革の足音編
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第032話 孤独 * エーベルハルト〈ケイ〉

ケイからギュスターブへ。

私が来たからといって、目を開けることはないのだろう。

あの日みたいに、外は眩いほどに晴れているぞ。


こんな枯れ木みたいに細くなってしまって。

そんなお前を見たくはなかったが、恐らく会えるのは最期だろうと思ってきたのだ。


お前は、多分憤慨するだろうな。

馬鹿にしに来たのか、と。


違うのだ。

私は、お前に報告せねばならない。



火が、消えたのだ。



お前はあの時言ったな。

馬鹿馬鹿しい因習を嫌い、お前にくれてやるのだと。

大切にしろと。


私は、お前に、何て言ったらいいんだ。


あれから、会うこともなかった。

私はずっと待っていたのに。



死に際のお前にしか聞いてもらうことが出来んなど、私も情けないとは思っている。

だが、このつらさは、お前にしかわからんと思ってな。


私を叱ってくれ。

やっぱりお前は駄目だったと、叱ってくれ。


こんなになっても、私とお前は親友だ。

お前にしか言えないこともたくさんあるのに、

何故、お前たちはいってしまうのか。



ギュスターブよ。


目を開けてくれないか。

私の話を訊いてくれないか。



私を、一人にしないでくれ。

次回のお話は、『第033話 少年の軌跡』。

『第028話 オジサンの旅』の続きにあたります。

レヴィストロースとリーたちがレイモンド村に向かうが…という話です。

ちなみに次回で『第04章 変革の足音編』は終了となります。

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