『私』と私。
『私』が家の扉を開ける。
自分の家に一緒に帰ってきた――
『私』は帰ってきて大きいな声ではなく、
しかし、小さいくもない声で帰ってきた事を伝える。
「ただいま〜。」
『私』は玄関で靴を脱いで、自分の部屋へと向かう。
私も『私』について行くように帰ってきてから、
「ただいま〜。」
『私』にか聞こえないのに、いつもの癖で帰ってたことを伝えてしまった。
と言ってから、『私』について行き、私の部屋へとたどり着く。
完全に部屋の中に二人の『「朝霧日陽里」』が
揃って、私が『私』の方を向いてから、
最初に発言する。
「あの、!」
私が最初に言ってから約1秒止まったが、
私は気にせず、その続きを『私』に伝えた
「家帰ったので!身体返してくれるかな!」
と、私の要求を『私』に伝えた。
『私』の反応は意外なものだった。
『私』は立った状態でその要求を聞いてからいつもの悪い笑顔ではなく、
いつもとは少し違う、
ちょっぴり優しい笑顔で両手を広げて
ハグの体勢にしてから私の要求に答える。
「もぉ〜ほ〜ら〜交代するんでしょ〜〜〜〜来なよ〜。」
私はいつもとは違う様子の『私』に驚いた。
悪ガキのような存在だったのに、こんな一面があったんだな…と少し違和感を感じた。
というかそんな事よりも、聞きたい所があったので、ハグの構えで待っている『私』に聞いた。
「と言うかさぁ…前から思ってたんだけど、なんで、ハグなの…?前半分入れば良いって『自分』で言ってなかった…?!」
私の問いを聞いてから『私』は目を丸くし、首を右に傾げた。
『私』の広がっていた両手が下がって、
またも優しい顔が崩れた。
そして、いつもの悪い笑顔に戻ってから
私に話す。
「なんでって〜ねぇ〜そっちの方が"楽しいし、可愛くない!?"」
私の問いに帰ってきたのは安直で、
軽い答えだった。
『私』は私の問いを答えてから、下がった両手を戻って、またハグの体勢を整えた。
しかし、さっきまでの、ちょっぴり優しい笑顔は帰ってこず、悪い笑顔のまま、構えていた。
「ほら〜!交代するんでしょ〜!!早く!」
まるで今日の朝のように『私』が急かしてきた。
私は構えてる『私』を見て、
「はぁ、」
と下へと息を吐き、
『私』の胸へと飛び込んだ――
いつものように私達はすり抜けた。
私は両手を広げてハグの状態になっていた。
身体を後ろに振り返って、部屋の床を見た。
そこには倒れている『私』がいた。
私がいるはずの場所に『彼女』がうつ伏せの状態で倒れてるので交代完了したんだな!
と心がほっとした。
『私』が倒れてる状態で話しを始めた。
「『もうちょっとさぁ〜!!優しく飛び込んで来てよ〜〜!!!』」
それは文句だった。
『彼女』はうつ伏せの状態で、両手両足を バタバタしながら文句を続ける。
「痛みとかは感じないよ〜?!
でもさぁ〜!なぁ〜んか嫌な気分!!!」
そう言ってから『私』はすごい速度で立ってから次の文句を始めた。
「まずまずね〜〜〜!!!
手を広げて顔から飛び込んで来るやつがいるかぁ!!!
普通ねぇ!!飛び込む時は手が前に出る から!!!!!
手が!!前に!!!出るから!!!」
『私』が私に両手をこれでもかと、強調して私に見せつけてくる。
私はそれに関しては申し訳ないと思ったので、『私』に向けて両手を出してから、
『私』に謝るのではなく、
肯定的な返しをした。
「わかった!両手ね!両手!!頑張る!」
それを聞いた『彼女』は納得したのか、突き出していた両手を戻して今度は腕を組みの体勢になって、目を瞑り、顔を縦に動かした。
「うんうん。納得したならいいんだよ。」
そこから少し会話をしていた。
そんな会話をしていた時には、
私はなにか違和感があった。
なにかを忘れているような、?
なにか、『私』に関わるなにかを――
そんな事を『私』を見て考えいたら、
ベッドの上にあるスマホが鳴った。
私はベッドまで歩き、通知の鳴ったスマホを手に取った。
TODAYの通知だった――
私は苦い顔になり、TODAYを開いた。
そこには、TODAYのノルマではなく、
一つの"ダイレクトメッセージ"機能だった。
ひすずん『今日は一緒に帰ってくれてありがとう〜!!!また明日学校で!!』
と"すず"さんからの感謝の言葉が述べられていた。
すずさんからのDMを見て、私は、
『彼女』に見せた方が良いのだろうか……
私は考える。
少し考えてから、頭の中に結論が出た。
見せた方がいいだろうな…
これは私へではなく、『私』へ向けられたものだから…
普通に考えてそうだろう…
と考えてるうちに、『私』が苦い顔で悩んでいる私を見て、私に近づいてくる
「ん〜〜?どったんよ?そんな苦い顔して〜!!あの通知ですかぁ!?」
近づいてくる『私』になにも抵抗するわけでもなく、ただ、無言で"すずさん"から来たDMを『私』に見せる。
すずさんの感謝DMを見て、『私』は
悪い笑いではなく、さっき少しだけ見た、
"ちょっぴり優しい"笑いをして、『彼女』は言う。
「ほっんと良い子だね〜あの子〜!」
そのすずさんに対しての笑顔を見て、私は忘れていた事をふと、思い出す。
そうだ…そうだった。
"日向すずさん"の事を『私』に聞くんだった。
と自分の中で本来の目的を再認識する。
私は、『私』に見せていたスマホを自分の方へ戻し、『彼女』に問いかける
「そ〜いえば、さっきの"すすざん"が
『可愛い』って言ってましたけど〜〜
それについて詳しく聞いてもいいですか?」
「聞いても」あたりで、『私』が食い気味に言ってきた。
「嫌だよ〜?な〜んにも言わないよ〜?」
そう言ってきて、私は大体予想していた反応だった。
『私』は少し拗ね気味で、「ふん!」と言ってから、後ろを向き、座り込んで、そこから黙った。
『私』は、こういう状態になった人間はどうなっても話さないってのがわかる。
逆にしつこく質問する方が悪手だ。
もっとめんどくさい事になる。
そんな事が、すぐにわかった。
だって、『こいつ』は、昔の『自分』なんだから…
昔の『自分』がそうだから、私はその一回の問いかけで、やめることした。
そこから、どうすれば良いかわからず、気まずい雰囲気が流れた時、ある事が聞こえた
「日陽里〜〜!!ご飯だよ〜!!今何時だと思ってるの〜?!
なんとね〜!!なななんとね〜!!
現在ね〜!6時〜〜〜!ご飯食べなね〜!」
お母さんの声だった。
お母さんの声でご飯と呼ばれたので、私は部屋のドアまで言って部屋から出る前に私に
一言。
「じゃ、私はご飯行ってくるね。」
そう言ってから、一拍置いてから、『私』が言った。
「へっ!早く行ってこい!」
少し違うがいつもの『彼女』だった。
そこに少しだけ、本当に少し、"安心"を覚えてしまった。
『私』の捨て台詞のような言葉を聞いてから、私は部屋を出て、お母さんのご飯を食べて、
次にお風呂へと入った。
私はお風呂の湯船に入った時に、
気が一気に緩んで、ある事に気付く――
「はぁ…疲れた……」
私は自分の口から不意に出た言葉に驚いてしまった。
今日の学校は、確かに色々とあったが、ほとんどは、『あの子』が学校生活をしていたので、私はずっと"傍観者"だった。
しかし、私の肉体なのか、精神なのか、
"疲れた"と言っていた――
お風呂に上がり、寝間着に着替え、
髪を乾かし、
顔の防湿も行い、
歯を磨き、
自分の部屋へと戻った――
そこには拗ねていた『私』は消えて、
元気な『私』がいた。
「あ!おっかえり〜〜!!」
私の疲れは、『私』の元気を見て、少し回復した気がした。
「ただいま〜」
とりあえず、もう拗ねられても嫌なので、
今はこれ以上すずさんについては、
話さないと決めた――
そこから私は自分の机で勉強、ゲーム、
勉強、と寝る前にやる事を一人で黙々としていた。
その頃『私』は、私のベットの上で、仰向けの状態で暇そうに声を上げていた。
「あーーーーー!」
とか、
「うーーー!」
などを定期的に、ベッドの上で言っていた。
私は普通に無視していた――
私は勉強をしている時に、時計を見たら、
10時半近くになっていたので、寝ようと思い、ベッドにいる『私』に
「寝ますよ〜、どいてください〜」
と言った。
『私』はベッドの上で右動き、人が一人入れるか入れないかの空間を作って『私』に、
作ったとすぐにわかる、羞恥顔で私に言う
「一緒に寝よ…?♡」
と言われたので、
私はうわぁ…という感情が顔を出てから、
『私』が被ってる掛け布団を奪ってから、 床で寝る事を覚悟した。
寝る前、いつもの癖が出てしまい、
目を瞑ってから今日の事を考え始めた。
簡易版 "お一人様限定反省会" が始まった。
ふと、一番最初に出た考えは、今日、『私』が代わり、? に学校に行ってくれたことに
感謝をするべきなのか…?
と思ったが、昼に精神攻撃してきたし、
帰りに勝手な行動したし、まぁ、いっか、
とすぐに自己完結した。
そこから、寝静まるまで、私は考えた―




