私の普通は少し違う。
あ、どうも、私です。朝霧日陽里。
『The陽キャ』みたいな私でしたが、今は学校以外では陰キャみたいな、そんな感じです。
前、朝起きたら陽キャの『私』が居て、
空想の存在らしいから触ると透けるし、
私以外には見えないらしいです。
そして、初めて『私』との登校。
『私』とのっていうか、
『私』が勝手についてきただけなんですよね…
『私』とのっていうか、
『私』が勝手についてきただけなんですよね…
そんな『私』が、学校から後10分近くの時に、"交代"って言われて、
私も驚いた…。
なんで?って聞いたら、学校での私は
『こっち』って言われて、なにも言い返せなかった…。
事実すぎて、でも、
自分の中ではなにか違うっていうか……、
心の中に違和感があって…でも…、
だけど…。
代わるしかないから、、
そうしないと…生きれないから…私と代わることにしました。
今は、『私』と代わって、私の左で、
初めて小学校にいく小1かって思うぐらい、ルンルンに歩いてるのが『私』です。
んで、右の、光が眩しすぎて物陰に隠れた薄暗い影みたいなのが私です。
私達は交代して、学校へと登校しています――
交代してから、『私』はルンルンの状態のなままなにも話さずいつもの通学路を歩き続けた。
そうしてるうちに、
学校が見えた。
学校も見えてきたので、周りにも、この学校に通っている生徒もどんどん見えてきた。
『私』は相変わらずルンルンのまま、学校へと進み、学校の校門前へと着いた。
校門をいつものように、通り過ぎて、
校門から、
玄関までの道のりを『私』が歩いていたら、別の通学路から自分より少し背が低くて、
こなれ感のある、
ボブのお団子ヘアーの女の子が『私』をめがけて走ってきた。
『私』はその走って来てる女の子の方に目が行って歩くのを止まっていた。
そしてついに『私』の前までやって来た。
その女の子は走ってきていたので、凄く息切れしていた。
しっかりと深呼吸して、息を整えてから、
彼女はクリっとした丸いタレ目を光らせ『私』へと話しだした。
「あ、!あの!!!おはようございます
あの!!!前の!!TODAYの!投稿!
めっっっちゃ可愛かったです!!!」
『私』へと向けた熱い眼差しで想いを伝えた後、すぐ恥ずかしながら、学校の玄関へと走って逃げっていった。
『私』と私はなんの事じゃ……と、
ポカーンとしていたが、『私』がなにかに気付いたようで、
スマホを取り出してTODAYを開きいて
アカウント "ひすずん"を私に自然と見せるように指差してきた。
私はそのサインでやっと理解できた。
「え…?じゃあ、あの子が、"ひすずん"こと、"日向すず"さんって事…?」
私は驚き、『私』にか聞こえないがつい言葉に出てしまった。
『私』は、私の言葉に無視して、学校の玄関へとまた歩きだした。
その『私』の顔は、笑っていた――
『私』は登校完了し、自分の教室へと入った。
「おっはよ〜!!!!」
『私』の元気な声が教室に響く。
そして、『私』は陽キャ友人との挨拶を交わして、
友人と話しながら自分の席へと荷物を置く。
みんなは、『私』が代わった事は認識してない。
当たり前だ。
だって、みんながいつも見てるのは『私』がいうように『あっち』なんだから、。
でも、それでも、なぜか、自分の心が少し痛んだ。
『私』は、普通に学校生活をしていた。
友人関係もいつも通り、
女の子を捨てない程度にノリに合わせて、
変な事を言ってみたり、
たまには友人を煽ってみたり、
休み時間に友人とTODAYを撮ってみたり、
友人と「高校は大変だね〜」って話したり、
普段(陰キャの私)とは違う動きをしていた
が、
女子高生としてごく普通の生活をしていた。
でも、それは、私のようで私ではない。
授業も見ていた。
周りから見えないのをいい事に授業参観のように教室の後ろで『私』を見つめていた。
ただ、違う所と言えば……
テンションがいつもより違う事だ。
今までは、
テンションには私が少しだけついていけず、他のみんながワイワイしていた感じだったが、
今回は完全に『私』は馴染んで一緒ワイワイしていた。
多分、他の友人もこのテンションがいつもより違う事も気付いてるとは思う。
だけど、あえて言わないんだろう。
私を気にして、なのか、それとも、
別に今ワイワイできてるからどうでもいいのか、
多分、
気付いてる、
気がする。
違ったら違ったでいい。
そんな暗いことをずっと考えていたら、もう午前の授業は終わっていた―
なにもなく、普通の私で午前は終わった。
良かったのか、わからない…。
そして、昼の休憩。
『私』は友人とご飯を一緒に食べようと誘われていたが、
『私』はなぜが断り、私がいる方へと自然に近づき、私に聞こえる小さい声で
「ついてきて、行くよ。」
と言われた。なぜか…自分なのに、
自分に恐怖した。
『私』に言われた通り、『私』についていった。
『私』が向かった先は、
人通りが少なく、
あまり人がいない、
私の最強の安全地帯の3階の女子トイレだった。
『私』はトイレに入る前に周りに人が居ないかを確認してから、入った。
私もそれについていった。
『私』は私の方を向いて悪い笑顔でこう言う。
「ほ〜〜ら言ったでしょ??
いつもの学校生活は『こっち』なんだよん❤
『私』は完全に溶け込んでるしぃ?
私も気付いたかも知れないけど〜、
あえてさ〜陰キャの私とは違う行動をとったんだ〜。
自分から会話するのが苦手で、あんまり会話をしない私とは違くて〜、
今日はめちゃくちゃ『私』から会話を振ったりしたんだよ〜。
見ててどうだった〜??
陰キャの私の時と、
今の『私』の時、どっちが楽しそうに話してたかな??」
私は…『こいつ』になにも言えなかった。
『私』はクソガキのようにニヤニヤしながら私の目を見ていた。
私は一回瞬きをしてからあえて視線をそらした。
息が苦しかった。いつもより少し早く呼吸をしてたと思う。
私は『私』の問いに
(「楽しそうだったよ。」)
なんて言えるはずがなかった。
心の中では思ってしまっているんだけど…
『こいつ』に言うのだけは絶対に嫌だった。
そんな無言な状態が続いた時、『私』が呆れて話してきた。
「無言貫くんだ〜。まぁいいよ〜私も "友達" ご飯食べたいしぃ〜」
『私』は諦め、トイレの出口まで歩いていって、出る直前にこっちを振り向いてから
「じゃ!午後も頑張るね❤」
と一言言ってからトイレを出ていった。
私も『私』を追うようにトイレを出た。
トイレを出た時はもう『私』はいなかった。
友達の所に急ぎで行ったんだろう。
私はとりあえず自分の教室へと歩く――
『私』は本当に嫌な言い方をする…
きっと『私』は私がなにも言えない事をわかってあんな質問をしてきたんだろう。
逆に悪意なくあんな言い方出来たらある意味天才だ。
私は、、、あそこでなんて言うのが正解だったんだろうか…、
「ふざけんな!」とか、
「うるせぇ!」とか、
言うのが正解だったのだろうのだろうか…、多分違う気がした。
じゃあ。どうするべきだったんだろう…、
実は…無言を貫くのが一番の正解だったのかもしれない………
胸が重い…、とりあえず…これ以上考えても、どうにもならない。
ただ私のメンタルを削るだけなので一旦この事については考えるのをやめることにした――
時間が経ち昼の休憩も終わり…午後の授業もほぼ終わった。
不自然な所はなく、普通に終わった。
でも、昼の休憩が終わってからたまに、友達と話してる時にあえて『私』が私に悪意を感じるやり方で少し目を合わせてきた――
そして放課後。
『私』はまた友達の誘いを断り、
「もう帰るね〜」と言って一人抜け出してきた。
その『私』に私もついていった。
『私』と下校する。
その前に『私』に
「あの〜…そろそろ『身体』返してくれませんかね、?学校までって約束だったようなぁ……」
『私』はいつもの悪い笑顔で
「い〜〜やだ!」
と断った。
私は
「え…?は?」
とお決まりの反応をした。
『私』は理由を力説し始めた。
「いい〜?遠足は家に帰るまでが遠足!つまり!学校も家に帰るまでが学校!!だから嫌だね!!!!」
私は意味はわかるけど納得出来ない理由を叩き出してきた。
私は勝てないとはわかってるが強硬手段に出る事にした。
半分身体が入ればいいのだ。
私から『あいつ』に飛びつけばいい。
「わかるよ〜ひよちゃんの考える事わかる!わかるよ〜!!どうせ無理矢理入ってこようとしてるんでしょ〜!残念だけどそれは!!無理だよ〜ん!」
「ひよちゃん言うな!!!!」
私は完全に臨戦態勢だった。
『私』は皆に見えるからか、余裕の立ち姿で私を見ていた――
そこに一人の少女が割り込んできた
「あ!あの!!!!!」
『私』と私は声の方向を向いた。
そこに居たのは朝に『私』に話しかけていた[日向すず]さんだった――
『私』は日向すずさんの方に身体も向けて、
「どうしたの??」
日向すずさんは恥ずかしがりながらも頑張って
「あ!あの!あの!!一緒にぃ…、一緒に!!帰りませんか!!!!!!」
それは可愛い帰りのお誘いだった――




