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つーーいに!!!!

学校の日――― 

 


 今日…言うんだ。


 あぁ…嫌だぁ。


 すずさんに言うと決めてから、『あいつ』が

 『言うなら早いほうがいいよね〜』

 

 とか言ったせいで私は、休みが終わった今日、放課後に明かす事にトントン拍子で決まってしまった。



 けど、決めてしまったんだ……

 やるしかない。


 学校は『日陽里』がいつも通り担当してくれる。


 

 そう、ただただ通常版『日陽里』として動いてくれている。


 

 私はこの『日陽里』を見てる時間は最初は自分だけど、自分ではない、誰かが生活をしているのが不安で、それに気づかない友人も変な感情を持っていた……



 それがどんどんと、それが普通となって、当たり前として、『日陽里』が生きている。


 

 これは…おかしい事なのかな。


 しかし、今日だけは前者後者とは少し違う感情がある……


 

 なんだろうな……この感情。


 胸がはち切れそうなほどキツくて、空気があんまり入ってこない。


 ずっと、私の呼吸は《《辛く息をしている》》。


 光は笑っているのに、影では辛く息をしているなんてね。


 天と地みたいじゃないか。


 

 ――――――



 そんな中、なにも考えないようにして、今日も過ごしていたら、もう下校の時間になっていた。


 

 下校になると、すずさんか、『日陽里』のどちらかが絶対に帰りの誘いにくる。


 「ひよ〜〜久々に帰ろや〜」 


 と、思ったのだが、私の友人が『私』を止めてしまっている。


 「ごめんねぇ〜光莉ひかり〜〜今日もちょっと無理かもなぁ〜〜先客が〜!」

 「また、今度帰ろ! ね!!」


 

 また今度とは……いつになるのやら…

 最近だともうずっとすずさんと一緒に帰ってるもんなぁ。


 

 そう言ってから日陽里は逃げるようにして教室を出ていった。


 

 私も追いかける為、光莉の横をお邪魔させて頂きますよ……


 「ウザッ」



 え? いま、『ウザッ』って………

 小声だけど聴こえた気が??

 


 ――――



 いや、駄目だ。 今はすずさんに集中しよう。


 あの、話は後だ、後。


 とりあえず先ほどの事はきっと何かの幻聴とか、なんか、あったんだろうと、自己完結をして、落ち着かせながら……『私』を探そう。



 ――――


 あっ、いたいた、『私』。

 もう先に外に出てるとは思わないじゃん。


 いいや、考えればわかる事か……??



 しかもちゃっかりすずさんと居るし……


 出てきた時、私と『私』が目合った。

 なんで……そんな『君』の顔は虚無なの…、?


 「さっ、行こっか〜〜」

 


 『私』の右側にすずさん。

 そして後ろに私。

 

 通常で、テンプレートなんだけど……



 なんだけども、『こいつ』に心を握られる感覚だ………


 

 いつ、話すのかわからない……


 あるいは突然すずさんから

 『秘密、隠してない…?』

 って、話しかけてくる可能性だってある。


 

 いつ来るかわからない恐怖って、こんなにも怖いんだ……


 いや、もっと……それよりもずっと怖い事があるんだった……



 ―――――



 なにか、テンプレートの道のり通路じゃない……?


 何処かで見たことがあるような景色。


 「ねぇ! ひよちゃん、、」


 遂にすずさんが口を開いた……


 「どうしたの?」

 

 「なんで…突然公園なの…、?」


 良かった……すずさんからぶっ込んで来るのかと思った……


 そういえば、確かにこの道は私達の思い出深い公園への道だ。


 

 「んーーー」


 『私』の横顔が、『なんのこと?』みたいな顔になってる……


 そしてあざとく喉も鳴らしちゃってさ、


 まるで緊張感がない……


 

 まぁ、実際『日陽里こいつ』は今回あんまり関係ないもんなぁ…!!


 頑張るのは私だもんね。



 ―――――



 公園に近付くにつれ、私は震えてるのがわかる。

 

 一旦落ち着こう…………………


 落ち着け、落ち着くんだ。

 なぜこうなってるか考えよう。


 「なぜこうなった…?」


 ――


 「私は大丈夫、大丈夫だから、大丈夫……」


 小さな声でずっっっとブツブツ言いながら二人の後ろを着いていった。


 ―――



 「すずちゃん! 着いたよ。」

 


 そんな自問自答を続けていると、その時がやってきてしまった……


 あぁ、あぁ、あーーぁぁ…


 

 「なんで突然公園……??」


 前回の立場が逆転しているなぁ……


 「まぁまぁ、ちょっと待ってて。」


 『私』が後ろで手を組んで後ろに居た私の方へどんどんと近付いてくる。


 

 私の目の前までやって来ると両手を広げてニコりと笑う。


 「ほら。」

 「《《交代だよ》》」


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