笑ってる自分と、息をする自分。
学校での朝霧日陽里、は笑ってた。
そんな、日陽里は、学校が終わった帰り道で家までの道のりを帰りながら、
「アァ…疲れたなぁ…1日ってこんな長かったっけ……」
と少し呟いた
おかしいなぁ…なんでこんなに1日は長く感じるんだ…。
前までは一瞬のように感じてたのに。
前…前かぁ、中学3年生までの話――
小学校と、中学校とで、周りからみたら、the!!陽キャ!学校最高!!
みたいな私だった。
が、メリハリは元々持ってはいたので結構簡単に信頼を獲得して、スクールカースト的なのもがあったら、圧倒的一軍!、
と言っても過言ではない存在にいた。
自分で思ってても恥ずかしい。
だったが、中学2年の[ある事件]があってから、少しづつ、周りの視線が気になるようになった。
[ある事件]については、、、あんまり考えたくない。
[ある事件]の事は学校のみんなはなにも無かったかのように接してくれるが、自分ではずっと根に持っている。
その事件があってから、暗い事を考えるようになり、人に敏感になって、社会の事とか、自分の事とか、色々と考えるようになった。
症状だけで言うと、《思春期》に近いと思う。
多分…そしていつしか、家では、
色々と考えてしまう《暗い自分》が出来ていた。
学校では暗い自分を出すわけにはいかないので、必然的に『明るい自分』を演じていた。
そうしてきて、中学3年生。
陽キャ時代から約2年経って、高校1年生。私の通っている学校は中高一貫だから、クラスはほとんど変わらない。
正直今は、中高一貫にした事を後悔してる。
前…は、友達と、
「え!?中高一貫だって〜!!
すごいよ〜!!私達ここ行けば中学校生活も!高校生活もずっと一緒じゃ〜ん!!」
みたいな軽いノリだった。
本当に後悔してる。
中学だけだったら、
高校で逃げる事だって可能だったのに……
なんやかんや暗い考え事をしていたら自分の家に着いた――
家に帰って、お家の日常活動が終わり、部屋のベットの中で寝る前にやる事は勿論一つしかない。
お一人様限定の反省会だ。
理由は簡単、その日の学校の事しかない
今日友達に大丈夫だったか??
あの言葉は刺さってないか、?
迷惑になってないか…?
と、反省点が沢山。
これをほぼ毎日繰り返して1日を終了させる
私は特に自分の反省に納得した訳でもなく、少し心残りながらも、最後には、寝付いている。
翌朝、目を覚まし、まだ完全に開いてない目を開けたり閉めたりしながらベットの上から降りて、立った。
そうしたら、
なぜか人がいた。
その人は薄くでしか見えないがあぐらをかいて、
右肘を右膝に置き、
右手の拳を自分の頬に置いている状態は見えた。
誰だろう。どこから来たんだろう。
自分の中で考える。
あれ…?よく見たら少し私に似てないか…?
そこで自分の目がいつもの調子に戻り、
その人物をはっきりと認識した。
そのに居たのは――
『私』だった。
「え!!?!?!?」
私は驚き、声を出して後ろのベットの上へとに転んだ。
そこにいた『私』はなぜか顔はニヤついていた。
なんで…?どうして…?いや…?私…?え?
と転んだ痛みは感じないぐらい考えこんだ。
『私』は見下ろす笑いではなく。友人と話すような笑いで、
「おっはよ〜!よく眠れた〜?!!なーんか昨日の夜は色々と考え事をしていたようだけど、やっぱり女の子は〜!早寝!早起き!!それが一番じゃんか!!」
と、あぐらの状態でにっこにっこの状態で話してきた。
「は、はぁ…」
何を言っているんだろう…と言う気持ちで適当に返事をした――
私は『私』に気取られていて、忘れていた、ある事を思い出した。
「あ!!学校!!!」
そので『私』は私のミスを指摘する。
「なーーに言ってんだい!!!今日はおやすみだぜぇ!!?」
もう一人の『私』が言う。
あれ…?そうだっけ、?今日休みだったけ…?と思って、
混乱状態で自分のスマホを見た。
本当だった。
今日は休みの日。
あんまり曜日とか考えていなかったので、、昨日が何曜日か忘れてた。
『私』が楽しそうに話しだした。
「じゃあ!おやすみって事で!!少しお話しようかな〜〜!!」
私は学校以外にも、朝の日常生活を思い出して、『私』に待つようにお願いした。
「ちょっっっと待って!!!!色々とやる事があるから、その後でも大丈夫……?」
「おっけー!!」
『私』はあっさり、それを了承した。
私は部屋から出て、急ぎはなく、ゆっくりと洗面所へ行き、丁寧に顔を洗い、
歯を磨き、いつも朝ご飯を食べている場所へ行き朝ご飯食べて、また歯を磨く。
そして部屋に戻ってくる。
「よし。話をしよう……、」
私に覚悟ができた。
「よぉぉし!!まずな。『私』についてなんだが!!−−−−」
初っ端から最大の話題を出してきたので私は驚いてしまった。
「え!?!突然!?」
そして、『私』は止まることなく、そのまま『私』の説明を始めた。
意味がわからなかった。
陽キャ特有の短く短縮された、よくわからない説明だった。
私はとりあえずわかったことを心中でまとめた。
つまり、簡単にまとめると
『私』は、本当に「私」で、
『私』は昔の陽キャの記憶から出来てる陽キャの存在であるらしい。
そして
『私』は幻影のような存在なので。
私以外には見えないし、声も聞こえない。
もう一つ、大事な事をあっさり教えられた。
「ちなみに〜!『私』の多分だけど〜!
私の身体が半分以上君に入ったら〜、
一旦陰キャの君は『こっち』に出てきて本体の性格は陽キャの『こっち』の性格になるって事だぞ!!!」
身体の…?中に…?入る…?
あっさりの説明だったので、なにがなんだがわからなかった。
『私』は、不敵な笑みを浮かべながらこっちへと近づきながら。
「まぁまぁ、やったらわかるよぉん!」
ハグをするようにこっちへと飛び込んできた
「うわっっ!!!」
私はさっき『私』が居た場所にいた。
ハグするように跳んできて、
そのまま私の身体を『私』はすり抜けた。
さっき私がいた場所には『自分』がいた。
「よーすよすよすよーす!変身成功!」
ん……?私の前に私がいる。
自分でも混乱していた。
『私』は部屋のドアを指差して言う。
「鏡、みてごらん」
言われた通りに部屋にある、鏡の前に立ってみる。
鏡の前には私がいなかった。
さっき洗面所で顔を洗ったりした時には、自分の姿ははっきり見えてた……。
え…?
私の後ろに『私』が来た。
鏡には『朝霧日陽里』が映っていた――
「え、?」
「これで信じてくれたかな〜半分以上身体を入ると本体を交代できる。多分これがルール。君のが寝てる時に何回か試したんだ〜」
ちょ、なにしてんの?と思った。
私はこの奇妙な状況を受け入れる事しか出来なかった。
『私』に「なにしてんの…!?」とかを問わずにそのまま、
『私』に一番大事な質問した
「なぁ…一つ聞かせてくれ。『私』は私には害はないよね??私の「陰キャ」部分を消して、乗っ取ろうとしてるの……?」
私と『私』は向い合って、話しをした。
『私』は笑いながら
「ん〜、特にないよ〜これは本当ね!言っとくけど〜〜、君が作った空想の私だからね〜害はないよ〜〜。」
ほっとした。なぜだか、凄く信頼があった。
自分だからか、もしくは、私がちょろいだけなのか。
どちらにせよ少し安心した。
そんな安心した時に自分のスマホに通知が来た。
地獄のアプリ<TODAY>(トゥ↓デイ)だった。
1日1回以上。どこかのタイミングで写真を撮り、投稿をするアプリ。
陽キャ時代に鬼のように友人とハマったが、暗くなってから、抵抗を覚えるようになった。
でも投稿してないと友人に
「あれ?ひよちゃん昨日投稿してないじゃん!」
など怪しまれる可能性があるので、。
頑張って1日1回、投稿してる。
そんな私に天才的なアイデアが思いついた。
『私』の方を見つめてから、『私』に頼み事をした。
「ねぇ。『日陽里』ちゃん。本当に害がないのなら…、"これ"…やって、くれないかなぁ、なんてぇ、、、」
『私』にTODAYの画面を開いたスマホを見せた。
『私』は笑い喜びながら返事をした。
「おっけぇ!!任せんしゃい!!」
奇妙な一日が始まった――




