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アーカード  作者: 菊池智成
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終わりの希望と見えた想い

この上ない絶望の中で人は何を見るのか?それはいつもの懐かしい日々を感じさせる。それでも人は前に進めるときが多い。私達はなぜ戦い続けたのだろうか?それは後に続いてほしいからです。それでもなぜ忘れられたのか?どうか思い出してください。私達の居た時代と生き様を、私達の歴史を見てください、どうか諦めないで。私達は諦めませんでした。お願いします。どうか許してください。まだ終わらせることが出来ませんでした。それでもあなた達がいます。このことは忘れてしまったあなた達が生きています。お願いします、諦めないで、あいらめないで、アキラメナイデ。よろしくお願いします。許してください。………

戦いは忘れてこれからは美しい時代を見つめるような、おとぎの幸せを味わってください。どうか幸せを…

いつもの朝だ、うだるように気だるさを秘めている。

だけどいつもの朝と何かが違うのだ。

僕にはなんとなく、忘れていることが多い気がする。

それは何だか許したくないような、気持ちの高ぶりと美しい匂いが漂ってくるようだ。

それでもいつも泣いてた頃には戻りたくないと、そのようなことを思うような歳ではない中で、泣きたくて泣いていた。ただ、この美しい世界にはいつもの味付けがない気がしたのだ。

朝は不思議と眩しかった。だからこそ私はいつもの目覚めを大切にするのだ。そんなことが思えてくる中で口に出したいとも思えなくなっていったのだ。

なぜだろう、僕には夢があったがわからなくなって泣き崩れ続けたのだ。それは10分間以上続いた。

「ドーーーン!」

涙を急いで拭き取った。

「敵襲か?」

「命乞いをしろ、お兄ちゃんには黙秘権と世帯雇用書に記載するための筆記書を与える…よいか?」

記憶が曖昧だが無性に抱きしめた。泣きたいほどだった。

「よいのか?これは幼女趣味のお兄ちゃん的には、嬉しいことだが、黙秘権を行使させて良いのか?それとも夢から覚めたいか?」

何の話かわからないけど妹の顔を初めてみたのだ。それはなんだかわからない現象だけど、ハグしていたくてたまらなかった。それでも僕は悔しかったというのも不思議とあり、泣き続けた。

「いつになく陰気な顔をしておる、いつもは泣かないのに。昔から泣いていればよかったのじゃ!どうして私をハグしたか、わかるか?それがお主の本質じゃ!だから泣きたいときは泣いてほしかったのじゃぞ?馬鹿はモテるぞ?」

どうしても言いたい、何で僕がいつも泣かないと言われたのかが思い出せないのだ。それでも妹と思われるその子は、なんとも言い難い可愛らしさで嬉しかった。

「僕は誰?思い出せないことが多すぎてわからない。みんなはどこ?お姉ちゃんだれ?ここどこ?」

僕は聞きたいことを聞いたが泣き始めたのだ。

「お主はトモボウだろ?役を演じろよ。」

なんだかわからなくなったが、無音とした。

扉が開くといつもより派手なカッコをした、親戚の知ってるお姉さんがいた。それでも何だか、泣いていた。

そのお姉さんの名前はサヤカ、いつも泣かないお姉さんだったけどなんでか知らないけど、むなくさ悪そうにしていた。それでも声をかけたかった。

「サヤカお姉さん、いつもよりすごいカッコ。」

するとサヤカお姉さんは泣き止んで、僕をハグしたのだ。そんなことはおきなかったようで、いつもあった気はしたが、いつも泣かない人が泣いていて、知らない妹がいるのだ。僕には何が起きたかわからなかったけど、それは辛いことのあとのようだ。

「どうしていつも知らないフリをするの?」

「なんのことかわからないけど、どうしたの?」

ほっぺたを叩かれた。それでも痛みはやんわりで優しさと思った。

「なんか知らないみたいだけど、いつもどおりトゴ?」

妹は怒ったように泣いていたが、辛そうにしていたのだ。

どうしてそんなに泣いているかはわからないが、不思議といつもより泣き泣いていた後だけに、不安は多かった。そもそもいつもとはいつのことか、わからないほどで何が起きているのか不思議な感覚だったのだ。

「早くメシにしよう。」

「もう少し待って。」

「…………」

妹は下に降りていった。しかし妹を好きにはなれないと、思い悩む必要はなかった。

「いつもどこにいるの?」

「カライケ公園のそばだから、同じところ。」

「どうしてそんなにスゴイの?」

「何が?」

いつもより話がつながらずに不思議と辛かった。そこではいつも無音でも大丈夫ながら、辛い思い出は過ぎらなかったが不思議だった。階段下から声が怒鳴った。

「メシ!」

いつもよりムカついて何だか嬉しかった。それでもそれが家族のあり方に思えて、不思議な感覚だ。そこにはいつも、泣かないでいた中で泣きたい何かがあったが、そのあり方に楽しかったのだ。僕にはいつものありがとうが戻った。しかしあり方にはいつも限界があるのだ。そして勝った。だからおとぎ話オシマイになったのだ。

私の呪いは解けないのだろうか?そもそも呪いなのだろうか?私には愛しい日々がある。それでも人は私に対してヒドイ扱いをする。ただ、それでも時の流れは平等に癒しと、いつもの始まりを与えてくれる。私は愛しんだ。昔よりも愛しいという気持ちは強くなってゆく。私にはいつもの始まりに感謝ではなく、復習を誓う必要があるのだ。しかし、いつもの始まりは次第に美しさをなくしていく理由は、とてもたまらなく愛しい日々への旅立ちなのだ。私にはその始まり方の美しさと、醜さが殺伐となるときは目が覚めたときだが、なぜそれはいつも辛くないかは、とてもたまらない日々こそ美しいからだ。私の想いは思いたるものながら、美しい日々への別れとはいつも切ないのだ。だからこその愛ある私には、必要なことがあり、この上ないほどの憎まなければ行けない理由があるなかで、いつもの始まりは唐突におしまいになる日は、近づきながらもまだまだ遠い、しかし勝利は少しずつ近づくように時の流れは残酷になりながら、いつもの始まりに色とりどりの恩恵を授けてくれた。しかし私にはそれが辛くも嬉しく、なにもないような気持ちではなく、美しい愛と優しさが血に染み込み、消え去れない力となっていき、万善と勝利えの準備は整っていくのだ。私のいつかの約束は消して忘れられるものではない。その約束は必ず会いたい人に巡り会い、けしてあきらめないという約束だ。その約束は希望の柱であり、恋こうことの美しさはあきらめない柱になることを教えながらも、大切な思い入れであった。私の中にはこの上ないほどの復讐が詰まっているが、恋はそれを忘れさせてくれるのだ。だからこそ美しい世界はいつも醜く、美しい地球はいつも汚れているのだ。汚れた地球は意志なきべきで、醜い世界は何もせずにただ意思なきべきなのだ。美しさとはあり方の美しさを否定するのではなく、美しきあり方を肯定し美しきあり方が消え去らずに、終わりがなく、終わりなく美しき人絶えない道を絶やさないことが重要なのだ。その美しさを否定し、もてあそぶように暴虐非道ふるう、汚れた地球に醜い世界は壊れてしまっている。だからこそ人は、戦い続け抗うことによって美しさを示し続けることによって終わらないのだ。幸せにはたどり着ける。なぜならあきらめずに戦い続けるからだ。幸せはあきらめない者に訪れるはずなのだ。誰一人としてあきらめないでほしかった。私は戦ってほしかったのだ。美しい、ただ美しい、それでも美しいだからこそ終わらないでほしい。生きることによってあきらめなければ、美しさを感じることが誰しもにあるべきなのだ。そのためには戦ってほしかった。

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