表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

story1.

推理となっていますが、おもいっきりの推理要素はあまりふくまれておりません。誤字、脱字があるとは思いますが、そこは温かい目で見てやってください。

「俺、列車の運転手になる!」



あぁ、そういえばあったな・・・・。



「がんばる。がんばるからね!父ちゃん!」



今じゃその親父も死んじまってるよ。




あれから何年経つのだろうか。





『横浜列車脱線追突事故』。





軽傷者128名、重傷者36名。




死亡者2名・・。




新聞やテレビでは大きく扱われなかった。




しかし、死亡者がいる。






列車の運転手である俺の父と、巻き込まれた俺の姉。








あの日俺は、姉と母と近くのスーパーに買い物に行った。





いつも変わらない日常。




ただ違ったのは、





「あっちから行きたい!」




俺の言葉。




いつもは鳴らない踏み切りが鳴っていたのだ。





「父ちゃん通ったら、手振ろうね」




姉も乗り気で走ってゆく。その後を母が追う。










その時、












すごい勢いで列車がこちらに向かってきた。












覚えているのは、ここまで。





病院で目が覚めた時には、姉と父は逝っていた。




母は助かったものの、記憶喪失で事故のことも俺のことも忘れている。



今では再婚し、新しい家庭を持って幸せに暮らしている。









あの時、どれだけ泣いたことか。苦しんだことか。






もう進まない。俺の列車は止まったまま・・・――――。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ